私は製品の向上を常に考えながら物作りするべきだと思っています。
ここ数年、若手製造スタッフが中心となり、練り胡麻の改良に取り組んでいました。その目指したポイントは、よりなめらかで甘みのある練り胡麻でした。また、品質以外にも、石臼のメンテナンスや清掃が楽に行えるように設備の改良も目指しました。
そしてやっと、やっと目標に到達することができたので、石臼設備を更新する事にしました。新型コロナウィルスの影響で業績が低迷している時期に、吹けば飛ぶような当社にとってはリスクの大きな投資をしてしまいましたが・・・。
まだ、石臼と胡麻が馴染んでいないので、まだ若干の調整が必要ですが、以前に増してなめらかな練り胡麻が作られるようになりました。
昨晩もはくさい菜とお揚げさんを炊いて、仕上げに練り胡麻を加えてこくを出しましたが、とても混じりやすかったです。
「練り胡麻」と言うより「クリーミー胡麻」の方が、製品イメージに合っていると思います。
これからもコッソリと改良して、より良い製品を皆さんに食べてもらいたいと思います。ぜひ新しくなった練り胡麻を食べてみてください！