- 2020.07.05
金胡麻油は香りの王様
今日は金胡麻油の簡単な使い方を紹介します。その前に皆さんは、金胡麻と聞くとちょっと高級なイメージないでしょうか。実は金胡麻と呼んでいるのは日本だけで、海外ではイエロー、黄胡麻なんです。おそらく金と付けた方が高級っぽく思わせる胡麻屋のマーケティングだと思います。
しかし、そんな金胡麻ですが独特な香りがあって、食べた人が美味しいと評価したことは事実です。ちなみに日本で消費されているほとんどの金胡麻はトルコ産です。胡麻業界の営業努力もあって、金胡麻の需要は伸びてきているのですが、トルコでの栽培量は減少気味で年々価格が上昇してきています。その対策として他国での金胡麻栽培に取り組んているのですが、なかなかトルコ産レベルの芳醇な香りや味のある胡麻にはなりません。トルコの気候や土壌が、金胡麻には必要なのでしょう。
さてここからは本題の金胡麻油を使った簡単料理を紹介します。先ずは刻んだネギを小さなタッパーに入れて、ひたひたになる位の金胡麻油を加えます。そこに塩を加えてよくかき混ぜます。塩の量は味見してお好みの量にしてください。その状態ですぐに使えるのですが、私は一晩置いて、塩分を馴染ませた方が美味しいと思います。後はそれを豆腐や納豆、トマトスライスにかけるだけです。豆腐や納豆には醤油をかける方が多いと思いますが、両方とも原料が豆なので、お互いが主張しますが、胡麻油をかけることで豆の甘さを引き出してくれます。
金胡麻油を使ったもう一品は、味噌汁に垂らすだけだす。熱々の味噌汁から金胡麻油の芳醇な香りが立ち上がり、上等な味噌汁に変身します。これを飲むと金胡麻油が香りの王様であることを実感します。
以上、料理とは言えないレベルでしたが、どちらも簡単で、主役を引き立たせながら、金胡麻油の香りも楽しめますので、ぜひ皆さんも試してください!