- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2024.10.31
かぼちゃの黒ごまカスタード
10月31日はハロウィンです。
その発祥の地 アイルランドでは、ハロウィンは、
秋の収獲を祝う日であり、また、死者の霊がやって来る日であり、
一年の終わりの日でもあるそう。
いわば、秋祭りとお盆と大晦日が
一気にやってきたような日です。
この日は、霊と一緒に、魔女や魔物がやってくるので、
人間だと気づかれないように、魔物の格好をして、
魔物に仲間だと思わせる…ことから、変装するようになったとか。
ハロウィンの仮装が、不気味なのは、そういうわけなのですね。
そして、ハロウィンのシンボルカラーといえば、
オレンジ色、黒、紫色。
オレンジ色は秋の収穫、太陽の光、そしてシンボルのかぼちゃの色。
黒は、夜や死や暗闇の色。
紫色は、月明かりの夜空や月の光を意味しているようです。
ハロウィンのスイーツは、お菓子としては珍しい黒やグレイ、紫など
食欲をそそるかといえば、むしろその逆のような色合いのものも多いです。
かぼちゃのスイーツも、薄気味悪い表情のジャックランタンが付いていたりします。
そもそも、かぼちゃを顔のようにくり抜いたランタンの灯りには、
悪霊を遠ざける効果があることから、ジャックランタンがハロウィンのシンボルになったようです。
もともとアイルランドでは、かぼちゃでなくかぶをくり抜いていた
けれど、アメリカにはかぶがなかったため、かぼちゃで代用して、
それが各地に広がったようです。
そのおかげで、ハロウィンにかぼちゃの美味しいスイーツが
食べられるようになったというわけですね。
さて、きょうは、かぼちゃを使った、オレンジと黒のスイーツを作ってみました。
黒は、黒ごまの黒!
黒いカスタードクリームです。
黒ごまねりねり(黒練りごま)を混ぜ込んだ、ごまの香りがとてもいい
味わい深いカスタードです。
ボウル一つで、電子レンジを使って作るので、
手軽で時間もかかりません。
カスタードの中には、かぼちゃのキャラメリゼ。
バターと砂糖がキャラメルのようにからんだかぼちゃは、
風味がよくてとても美味しいです。
黒ごまカスタードは、ほかにも、パンと合わせたり、
白玉団子にかけたり、シュークリームのクリームにしたり、
いろいろ使えます。
ちなみに、上のかぼちゃの飾りを、紅葉で型抜きすると
ハロウィンと関係なく秋のおやつにも…♪
かぼちゃの黒ごまカスタード
【材料】
・卵 小1コ
・砂糖 25g
・薄力粉 15g
・牛乳 150cc
・黒ごまねりねり(黒練りごま) 20g(大さじ1強)
・黒すりごま 少々
・かぼちゃ 約100g
・バター 大さじ1/2(約6g)
・砂糖 大さじ1
・湯 小さじ2
【作り方】
①黒ごまカスタード作り… 卵をボウルに入れて泡立器で混ぜ、砂糖を加えよく混ぜ、薄力粉を加えてさらに混ぜる。牛乳を少しずつ加え混ぜ、均一に混ざると、ふんわりラップをかけて、電子レンジ加熱する。(600Wで最初は1分。取り出して混ぜて30秒加熱を繰り返して計4分ほど。とろりとしたクリーム状になるとOK)
黒ごまねりねりを加えよく混ぜて冷やしておく。
②かぼちゃキャラメリゼ作り…かぼちゃは約5㎜厚さの一口大に切り、耐熱容器に入れて水少々をふり、 ふんわりラップをかけて電子レンジ加熱する(600Wで1分くらい。竹串が無理なく通るかたさに。一部を飾り用にとっておく)。フライパンを熱してバターをとかしてかぼちゃを入れてふたをして弱めの火で2分程火を通し、砂糖を全体にかけ、溶けると湯を全体に回し入れて、火を強めてフライパンを動かしながら、全体にからめ、取り出して冷ます。
③仕上げ…ココット型(や、お好みのカップ)に②のかぼちゃを入れ上に①の黒ごまカスタードを入れる(絞り袋に入れ、絞り出すと扱いやすい)。上に①で取っておいたかぼちゃでジャックランタンの顔を作ったり、型で抜いたり、自由に飾る。黒すりごまをかけるだけでもOK!
※カスタードもかぼちゃも、電子レンジ加熱は同じW数でも機種によって仕上がりがやや異なるので、時間はだいたいの目安です。
※冷やさずに熱いままでも美味しいです。
今回使用したのはコチラ