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今日(京)のおばんざいなぁに
2020.02.02

あんかけきつね蕎麦

今年は2月3日が節分です。
節分は、二十四節気の「立春」の前日です。

昭和の終わり頃からずっと節分は2月3日ですが、
来年からは、2月2日が節分、という年が数年に一度出てきます。
二十四節気は、太陽と地球の位置関係で決まるので、
年によって日が変動するのです。

もともと節分は「季節を分ける」という意味があり、
立春だけではなく、立夏、立秋、立冬、それぞれの前日でもあります。

とはいえ、今は一般的に、節分といえば、
一番寒い時季、立春の前の日をさします。

旧暦では、冬から春にかわる「立春」を一年の初めと考えます。
その前日の「節分」は一年の終わりに当たるので 特別な日となり、
今では立春の前日だけを節分というようになったのでしょう。

そして新しい年(春)を迎える前、災いが入ってこないように
様々な行事や風習があるのです。

柊鰯…柊(ひいらぎ)の枝と焼いた鰯(いわし)の頭を
玄関や門にさしたり・・・
晩ごはんには、いわしの焼き物を食したり・・・
豆まきをして、お供えした豆を年の数だけいただいたり・・・

柊の葉のとげ、鰯を焼く煙、豆は「魔滅(魔を滅する)」、
いずれも,鬼を追い払う=魔除け厄除けの意味で
受け継がれてきたものです。

また、近年、関西から広がったといわれる恵方巻。
海苔巻き寿しを恵方に向かって丸かぶりする、という
風習もかなりポピュラーになってきました。

他にも地域によって、いろいろな食習慣や行事があるようです。
その一つ「節分そば」、ご存じでしょうか。

江戸時代の文献にもあった、ということなので、
恵方巻よりもずっと古いもの。
「節分」は一年の終わり、いわば「大晦日」に当たるので、
節分そば=年越そば の意味があるのでしょう。

…という流れで、今年は節分そばをつくってみました。
節分そばには、とくに決まりはないよう…
寒い時季なので、身体をあたためるあんかけに
してみました。

具は、あんかけと相性のいい油揚げと旬の青ねぎ、
それから、風味のいいおろし生姜をたっぷりと添えました。

あんかけにしたきつねうどんのそば版です。
きつねうどんでは、油揚げを別に甘辛く煮ることが多いのですが、
ここでは、少量のごま油で香ばしく焼き上げました。

香ばしい油揚げにあんがからむと、とても風味がよく、
熱々をふうふういただくのは最高、身体も芯からあたたまります。
節分だけではなく、寒い日に是非つくってみてください!

◆ あんかけきつね蕎麦
【材料】(2人分)
そば 2人分
油揚げ 1枚
青ねぎ 4本
生姜 小1かけ
ごま油 小さじ1
A【だし2カップ強、うす口醤油・みりん各約大さじ2、酒 大さじ1】
B【片栗粉 小さじ2、 水 大さじ1強】

【作り方】
1.青ねぎは、うす斜め切りにする。
2.油揚は、縦半分に切ってから細めの短冊切りにし、
 ごま油を熱したフライパンに入れて弱めの中火で
 香ばしく焼き目がつくまで炒め焼きにする。
3.鍋にAを煮立て、味をととのえ、1と2を入れて煮る。
  沸騰した状態で、Bの水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。
4.そばを表示通りにゆでて、ざるにとって水気を切り
  器に入れ、3を上からかける。
5.おろした生姜をたっぷりのせる。

【今回使用したのはコチラ】

白ごま油275
(白)ごま油

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