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今日(京)のおばんざいなぁに
2019.06.30

白ごまババロア~水無月風

六月三十日。
今年も半分が過ぎようとしています。

この日は、夏越の祓(なごしのはらえ)と称して、
心身の穢れをはらって災厄を避けるための
(みそぎ)の行事が行われます。

有名なのが「茅の輪くぐり」(ちのわくぐり)
多くの神社では、六月下旬になると、鳥居の下や拝殿の前に、
(かや)やわらなどを束ねて作った大きな輪をしつらえます。
この輪をくぐることで、疫病などの災厄を免れる、と言われています。

(人形(ひとがた)に名前と年齢を書いて、それで身体を撫でて
 神社に納め、身の穢れを祓ったりもします)

一年の折り返しに当たる6月30日に、半年の罪や穢れを祓い、
残り半年の無病息災を祈願いたします。

そして、京都では「水無月」という和菓子をいただきます。
「水無月」は、三角形の白いういろう生地の上に小豆の甘煮を
のせた、蒸し菓子です。

この三角の形は、、氷室から宮中に献上される氷片、
暑気払いの氷を表したもので、
小豆は、その赤い色で悪霊退散の意味があります。

きょうご紹介するのは、水無月風に作った
白ごまのババロア風、和洋折衷の冷菓です。

ババロアでは、生クリームを使いますが、
ヘルシーに、絹ごし豆腐を使いました。
白練りごまの風味と香りが効いています。
是非おためしください。

白ごまババロア~水無月風
【材料】(約6個分)
・白練りごま 20g
・砂糖 20g
・牛乳 120cc
・絹ごし豆腐 200g(約1/2丁)
・粉ゼラチン 5g

・エキストラヴァージンごま油 少々

・ゆで小豆 適宜(または、小豆甘納豆)
・ラム酒 少々

【作り方】
1.器に水大さじ1強をいれて、粉ゼラチンを上からふり入れて しとらせる。
2.鍋に練りごまと砂糖を入れて混ぜ牛乳で溶きのばす。

3.2を弱火にかけて混ぜながら温め、沸騰する手前で火を止め、1を入れて混ぜて溶かす。
4.ボウルに絹ごし豆腐を入れて泡立て器で混ぜる。



滑らかになるまで混ぜる。
5.エキストラヴァージンごま油を薄くぬった器に流して
  冷蔵庫で冷やし固める。
6.三角に切り分け、器にのせてゆで小豆をのせる。

※ ゆで小豆は、大人向けにはラム酒でのばしても美味しいです。
※ 5で、まず底に小豆甘納豆を敷いてから、生地を流して 冷やし固めてもOKです。

【今回使用したのはコチラ】

エキストラバージンごま油

ねり白150
練りごま(白)

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