- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2015.04.16
春の和風石焼ビビンバ
4月半ばとなりました。
新年度、学校に通うお子さんや学生さんも、
社会人の大人の方々も、
それぞれに、初めての環境、初めての状況などなど
「初めて」のことがあるかと思います。
私事で恐縮ながら…
仕事環境では、とくに初めてのことがない私自身ですが、
この前、「初めて」ビビンバを食しました。
あまり外食をしないためもあってか
この年になるまで(約半世紀余り…(^_^; )
ビビンバを食べる機会がなかったのです。
初めていただき、これは美味しい~
どうして今まで食べなかったのだろう!?…とかるく後悔。
早速、家で再現してみました。
そもそも、ビビンバは韓国の混ぜご飯。
手軽にできる一般的な家庭料理だそうです。
いろいろな具、主に野菜がたっぷりのっているので
ヘルシーで、しかも一品で主菜になります。
細かいレシピはよくわかりませんが、食べた感想として
ごま香りが大きなポイントだと思い、
ごま油やいりごま、すりごまをたっぷり使ってみました。
あと、本場の味は、コチジャンの辛み、にんにくの風味が
効いているのかもしれませんが、
あえて使わず、ちょっと和風のビビンバを作ってみました。
ちなみに、初ビビンバは石焼、
ご飯のおこげが香ばしく、熱々でした。
香ばしくできて、熱いところを食べられそうなお鍋…!
土鍋で作ってみました。
底のご飯が香ばしく、どーんと見栄えもしました。
具は、春らしく、筍とわらび、春菊、それから
牛肉、にんじん、もやし…と定番のものです。
春の山菜、わらびは、先がくるんと渦巻いた形が特徴。
万葉集にも登場する、日本では古くから食用として
親しまれていた山菜です。
今回は、ゆでてアク抜きをしましたが、
水煮のものを使うと手軽です。
(文末に、わらびのアク抜きを書いております)
筍、わらび、春菊が入ると、春の季節感たっぷりの
ビビンバになります。
そうそう、春菊は、ゆでる時間を短めに。
葉先の方は、ゆで時間10秒くらいだと、特有の苦みが
抑えられて、苦手な人でも大丈夫です。
さらにごま油で和えることで、ごま油の風味や香りが
春菊をコーティングして、春菊の美味しさを引き立てます。
色とりどりで豪華に見えます。
見た目がカラフルだと、いろいろな栄養素がとれて、
自然とバランスのとれた食事になっているようです。
◆和風 石焼ビビンバ
【材料】(約4人分)
牛ひき肉 100g、 わらび・筍(茹でたもの) 各150g
にんじん 小1本、 もやし 小1袋、 春菊 1把
生姜 1かけ、 だし 100cc+100cc、 ごま油 約大さじ2
金ごま油 約大さじ1、 (温泉)卵 4個、 ご飯 茶碗4~5杯分
調味料【みりん・濃口醤油・うす口醤油・塩・砂糖・酢 各適宜】
白炒りごま・白すりごま 各適宜
【作り方】
1.わらびは食べやすい長さに切り、筍は千切りにする。
2.もやしは根を取りゆで、にんじんは細切りにしてゆでる。
春菊もさっとゆでて食べやすく切る。
3.牛肉は、ごま油小さじ1、おろし生姜と一緒に炒め、濃口醤油と
みりんで好みの味付けにし、汁気がなくなると火からおろす。
4.わらび、筍は、それぞれ、ごま油大さじ1/2で炒め、だしを加えて
5分程煮て、みりんとうす口醤油を加え、汁気がなくなるまで煮る。
5.もやしは、酢、塩、砂糖、白すりごまで和える。にんじんと春菊は、
それぞれ、ごま油少々、塩、砂糖、白すりごまで和える。
6.土鍋の鍋肌全体にごま油大さじ1をぬり、火にかけ、炊きたての
ご飯を入れる。3~5の具を上にのせて、3分程加熱し、真ん中に
卵黄(または温泉卵)をのせる。
7.全体に白炒りごまをふりかけ取り分けて、お好みで七味をかけて
どうぞ。
※ 味付けはお好みで。炒めるのはふつうのごま油、和えるのは香り
高い金ごま油にしています。
●わらびのアク抜き
1.大きめの鍋にたっぷりの水を入れて火にかけ、沸騰させる。
2.わらびの切り口に重曹を付けて(一束に小さじ1くらい)
1の鍋に入れる。(わらびが全部浸かるようにする)
3.再び沸騰すると、火を止めて、そのままおく。
4.半日ほどおくと、水洗いして、水に漬けておく。
【今回使用したのはコチラ】
(白)ごま油