- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2016.06.29
栄養豊富ならっきょうで…
ここ数日、
梅雨前線が活発なようで
京都では雨模様の日がつづきます。
梅雨明けが待ち遠しいですね。
九州など、局地的に大雨が懸念される所もあり、
土砂災害が起こらないことを願うばかりです。
さて、
梅雨時は体に変調をきたしやすい気候、
風邪や倦怠感、体の冷え、などで体調を崩されている方、
いらっしゃいませんでしょうか。
梅雨の時期ゆえ一日のうちの温度差も激しく、
また冷房の影響もあり、
自律神経が乱れがちになります。
こんなときにおすすめの食材、
それは、らっきょうです。
らっきょうは、驚くほど栄養豊富!
風邪予防、また ひいてしまった後の咳や痰を鎮める効果、
消化促進、疲労回復効果、保温作用、
血液サラサラ効果に抗アレルギー効果、
糖尿病など生活習慣病の予防効果、
繊維質の働きで便秘予防効果…等など。
また、この時期、湿度が高いためカビや細菌が繁殖しやすくなり、
食中毒の危険性が高まりますが、
らっきょうには殺菌効果もあります!
意外なほど栄養のあるらっきょう、
カレーのお供だけでは もったいないのです。
一日5、6粒で十分効果があるそうなので、
是非、毎日の食卓に登場させたいもの。
きょうは、このらっきょうに、今が旬のみょうがを合わせた
一品を紹介します。
みょうがは、特有の爽やかな香りが特徴。
その香り成分には、脳を刺激して、頭をシャッキとさせ眠気を覚醒させたり、
胃の働きを活発にして、食欲を増進させたり、また、
発汗、呼吸、血液の循環などの機能を促す作用もあります。
らっきょうとみょうがのダブルの働きで、
梅雨のこの時季に、身も心も快調に過ごせればいいですね。
らっきょうの栄養成分は、漬け汁にも出ているので、
漬けた甘酢も使って、是非作ってみてください。
◆ らっきょうとみょうがと油揚げの和え物
【材料】(作りやすい量)
らっきょう 15~20粒、 みょうが 2本、 油揚 1枚
らっきょうの漬け汁 大さじ1~2、 ごま油 少々
白すりごま 大さじ1~2、 きゅうりなど青み 少々
【作り方】
1.らっきょうとみょうがは縦半分に切り、太目のせん切りにする。
2.油揚はフライパンで乾煎りして、こんがり香ばしく焼けると
最後にごま油を鍋肌にまわしかけ、さっと火を通してから冷まし、
短冊切りにする。
3.1と2をらっきょうの漬け汁で和えて、すりごまも混ぜて器に盛る。
上に、青味をのせる(ここでは、きゅうりのすりおろし。ほかに、
青紫蘇のせん切り、貝割れなどお好みで…)
※ 漬け汁の味によって、甘み酸味など、いろいろなので、
酢、塩、うす口醤油などを加えて、好みの味に仕上げてください。
◆らっきょう漬けの作り方
1.洗いらっきょう(1kg)を水で洗い、全体に熱湯をたっぷりかけ、
よく水気を切ってザルにあげておく。
2.保存容器にらっきょうを入れて甘酢を注ぐ。
(甘酢レシピ…酢350cc、砂糖200~250g、水150cc、鷹の爪1本を
煮立てて、あついうちに注ぐ。らっきょうがひたひたになる位)
(※ あるいは市販のらっきょう酢を使うと手軽です)
3.漬けてから3日程は、1日に2回ほど全体が混ざるように振る。
※ 浅漬けなら10日くらいから食べられますが、20日以降の方が
味がなじんで美味しいです。
【今回使用したのはコチラ】
(白)ごま油