- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2025.04.25
わかめとごまの卵焼き
四月は、お弁当にも重宝するレシピをお届けしておりますが、
今回は、お弁当箱に入れる黄色いおかずです。
黄色い食材といえば…
コーン、黄ピーマン(パプリカ)、かぼちゃ、さつま芋、等ありますが、
季節を問わず年中どこでも入手しやすく、手頃な値段のものといえば、
卵!です。(卵アレルギーの方、ごめんなさい)
卵の明るい黄色は、彩りよく、
美味しそうにお弁当全体を引き立ててくれます。
何より、卵は老若男女問わず人気ある食材。
卵焼きは、お弁当おかずの定番ともいえます。
ただ、卵料理をお弁当に入れるときには、
完全に固まるまでしっかり加熱することが重要です。
ゆで卵の場合は、半熟はダメ、固ゆでに!
卵焼きは、完全に火を通すこと!
また、これから蒸し暑くなって食中毒が心配な季節は
水分の多いだし巻きは避けた方がいいです。
ふんわりじゅわっと美味しいだし巻き卵ですが、
時間の経過とともに水分が出やすいので
菌が繁殖する原因になることがあるからです。
気温も湿度も高い状況に数時間置くことを考えると、
だしなど水分を入れずに作るのが安心です。
ややかための食感になりますが…
だしなしでも、冷めても美味しい卵焼きにするには…
まず「酢」です。
卵にお酢少々を加えることで、たんぱく質の凝固が早くなって、
卵焼きが早くまとまり、ふんわり感が保たれるようです。
少量なので、お酢が入っていることは全くわかりません。
お酢を加えると、卵の黄色も心もち濃い色に焼き上がるような感じ。
そして、酢の酢酸には細菌の増殖を抑える防腐効果があるのも、
嬉しいですね。
そして、もう一つ、焼くときには是非「ごま油」で!
香りのいい風味豊かな卵焼きに焼き上がります。
きょうは、卵焼きにわかめとごまを焼きこみました。
溶きほぐした卵にわかめとごまを混ぜて焼くので
忙しい朝でも手軽に作れます。
わかめには塩分の排出を助けるといわれるカリウム、
血糖値の急上昇や便秘の予防が期待できる食物繊維、
など豊富で低カロリー。
弾力のある食感で、ほのかな磯の香りが卵とよく合い、
お弁当の一品にもピッタリ。
ぜひ作ってみてください。
あと、お弁当をつめるときの裏技…
…おかずの汁気をとるために、削り節を少々、下にしく。
そして、
上の画像のようなわっぱの弁当箱は、
通気性がよく蒸気がこもりにくいので、傷みにくいよう。
もう一つ、
保冷剤を付けるときは、お弁当箱の上に!
(冷たい空気は下に流れるため、効率よく冷やせます!)
わかめとごまの卵焼き
【材料】
・卵 2コ
A
【塩 2つまみ、砂糖 少々(お好みで)、酢 少々(約小さじ1/3)】
・乾燥わかめ 小さじ1
・白炒りごま 小さじ1
・白すりごま 小さじ1
・ごま油 小さじ1~2
【作り方】
①乾燥わかめは、水に4~5分浸けて、軽く水分をしぼる。
②卵を溶いて、Aを混ぜ、①のわかめも混ぜる。
③卵焼き器にごま油を熱し、②を流し入れ、焼きながら巻いていく。
(わかめを全体に広げるようにして巻くと、 焼き上がると渦巻のような層になります。)
※うまく巻けなかった、あるいは、形を整えたいときは、ラップで巻いてから、巻きすで巻いておいておくと形よくなります。
※乾燥わかめは水で戻す時間が長過ぎる、食感や風味が悪くなるのでご注意を。