- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2025.07.10
ごま香る~納豆と豆腐の香味和え
連日厳しい厳しい暑さです。
6月の終わりから、京都では10日以上猛暑日が
つづいています。
この猛暑の中、食欲は減退しがちになり、
作る気力と体力もダウンしがちです。
前回は、火(コンロ)を使わない献立、
納豆とツナ、ザーサイ、ごまで担担麵風素麺を
ご紹介しました。
7月10日の納豆の日にちなんで、今回も、
納豆を使った、火を使わない、キホン混ぜるだけの
簡単手軽な一品をご紹介します。
納豆の日は、なっ(7) とう(10)の語呂合わせ。
44年前、1981年に関西の納豆組合が制定したそうです。
というのは、当時、関西では納豆が苦手な人が多く、
消費量がなかなか上がらなかったので、納豆の普及のため
記念日に納豆の魅力を発信する、という目的だったようです。
ちなみに、1992年から納豆の日は全国的なものとなったそう!
関西人の私自身、子どもの頃は納豆をあまり食べなかったのですが、
いつの頃からか、日常的によく食べるようになっていました。
納豆組合の戦略?のおかげ … でしょうか。
納豆は、良質なたんぱく質やビタミン・ミネラルなど、
さまざまな栄養素を含む発酵食品。
納豆には、疲労回復に有効なアミノ酸が多く、
暑さで低下した体力の回復を助けてくれ、
納豆特有のネバネバ成分は、夏の疲れた胃腸を整え、
また、免疫力アップの効果があると言われています。
この暑い時期に積極的に食べたい食材です!
ただ、特有のにおいが気になる、という人も少なくはないようです。
今回ご紹介するのは、納豆が苦手な方にも人気のレシピです。
こちら「納豆と豆腐の香味和え」。
納豆に豆腐を混ぜることで、口当たりがよくなり、
加えて、香りや風味のいい青じそや梅干しに、
旨みがあるちりめんじゃこ、削り節、塩昆布、海苔など、
そして、ごま油とごまをプラスしてコク深く、風味よく、
納豆特有のにおいが緩和されています。
仕上げに加えた天かすが、サクッとした食感と風味のアクセント
になっています。
そして、納豆はひきわりを使いました。
ひきわり納豆は、粒納豆よりもにおいが弱く、また、
大豆を砕いてから発酵させるため、粒が小さくて
やわらかなかみ応えで食べやすいようです。
こちらのように、たくさんの具材を合わせても
ひきわりだと、味がなじみやすく美味しくいただけます。
猛暑はこれから長丁場になりそう、
しっかりごはんを食べて、元気に乗り切ってください。
暑くてキッチンに立ちたくないときにも、
火を使わず、混ぜるだけの一品。
是非、作ってみてください。
ごま香る~納豆と豆腐の香味和え
【材料】
・ひきわり納豆 1パック(40g)
・(木綿)豆腐 小1/2丁(120g)
・白すりごま 大さじ1/2
・梅干し 大1コ
・青じそ 5枚
・ちりめんじゃこ 一つかみ
・削り節 小1パック
・細切り塩昆布 少々
・もみ海苔 少々
・ごま油 大さじ1/2
A
【黒炒りごま 小さじ1、天かす 少々】
【作り方】
①ひきわり納豆をパックの中で混ぜる。
②ボウルに豆腐を崩し入れて、①の納豆、すりごま、たたいた梅干し、ちぎった青じそ、じゃこ、削り節の半分、塩昆布、もみ海苔を入れ、ごま油をまわしかけて、軽くざっくり混ぜる。
③器に盛り、上にAと削り節の残りを散らす。お好みでごまらぁ油をたらしてどうぞ。
※②で全体を混ぜるとき、軽くざっくりと合わせましたが、お好みの混ぜ具合で。お豆腐をしっかり混ぜると、ふわふわっとした食感になります。
※具材は、全部そろわなくても、あるものでOKですが、青じそと梅干しとごま油、ごま、細切り塩昆布は是非入れたいです。