ようやく近畿も梅雨明けしました。
とたんに猛烈な暑さ！
猛暑日、熱帯夜と過ごしにくい日々の到来です。

連日、最高気温が体温超えとなり、
急な気温の上昇に身体が対応できないのではないでしょうか。

今年から全国で「熱中症警戒アラート」が
発表されるようになりました。
気温だけでなく、湿度や日射量もプラスして 総合的に判断し、
危険な暑さを知らせてくれるものだそう。

熱中症警戒アラートが発表されたら、外出や運動など控え、
水分補給、エアコン使用を心掛けましょう。

また、高温多湿の状況でのマスクの着用は、
脱水症状になりやすくなったり、体温調整がしにくくなったり…
熱中症のリスクが高くなるおそれがあるそう。
新型コロナに感染しないように、そして、
熱中症にならないように、
マスクは人と距離のある所では外したり工夫し、
暑さを避けて、換気をよくし、水分をマメに摂るようにして、
この夏、元気に乗り切っていきましょう！

きょうは、夏の元気な身体をサポートする、　　　　
猛暑の時季にぴったりの冷製スープを紹介いたします。
スペイン生まれのガスパチョ！

ガスパチョは、フレッシュな野菜をたっぷり使った火を通さないスープ。
トマト入りの赤い色、というイメージですが、
もともとは、水＋にんにく＋パン＋調味料…で、白っぽいスープだったと言われています。やがて、トマトやきゅうりが入るようになり、
ミキサーを使ってなめらかな口当たりにするようになったそうです。

スペインでは家庭によって、味も口当たりも色々のようですが、
定番のトマトベースのガスパチョを和風アレンジで紹介いたします。
材料は、トマトのほか、玉ねぎ、きゅうり、（カラー）ピーマン。
すべて加熱せずに生のまま使うので、鮮度のいいものを選ぶことが
大切です。

野菜は、ミキサーにかけるのが一般的ですが、
ミキサーが無くても大丈夫、すりおろして使いました。
ミキサーがあっても、出し入れ、洗い物が面倒なこともあります。
おろし器なら、洗うのも楽、また、おろしやすい野菜なので
力も時間もあまり要りません。

あと、本来のガスパチョに欠かせない材料は、
塩、ビネガー、にんにく、(フランス)パン、そしてオリーブ油です。
が、今回は和風味。
塩とビネガー（お酢）は入れますが、
にんにくのかわりに、生姜、
パンの代わりに、麩、
オリーブオイルの代わりに、ごま油を使いました。

麩は、水でもどしてから加熱して使うことが多いですが、
製造工程で焼いているので、そのまま食べてもOK！
そもそも、パンは濃度をつけるために入れるそうですが、
麩も同じように使えて、野菜の味の邪魔をせず、
さらにたん白質豊富な食材です。

仕上げに入れるごま油は、和の味付けとよくなじみ、
香りと風味がぐんとアップします。

そして、隠し味は、白練りごま！
コクが出て深みのある味になり、野菜の青臭さを緩和してくれます。

使った野菜を少し残して、小切りにして
仕上げに上に飾ると、彩りよく美味しそうに見え、
また、野菜の種類がわかって、味わいながら食べられます。

暑い夏の栄養補給にぴったりの和風ガスパチョ、
よ～く冷やして、召し上がってください。

◆ ごま香る～和風ガスパチョ
【材料】 (約２人分)
トマト １個
きゅうり 小１本
カラーピーマン（赤）（小）1/8個
玉ねぎ 小1/8個
生姜 1かけ
焼き麩 ５個くらい
白練りごま 小さじ２
だし 大さじ２
トマトジュース 小１缶（180cc ）
米酢 小さじ１
塩　適宜
ごま油 小さじ１

【作り方】
１．飾り用に、トマト、きゅうり各少々は小さい角切りに、
　ピーマンと玉ねぎ各少々は薄切りにする。
２．麩をおろし器でおろして、ボールに入れる。
３．２のボールに１の野菜の残りをすりおろして入れる。
　生姜もすりおろして入れる。
４．練りごま、塩、酢を加えて混ぜ、だし、トマトジュースで
　のばし、味を調え、冷蔵庫で冷やす。
５．食べるときに、器によそい、上に１を飾り、ごま油をまわしかけてどうぞ。

※ トマトジュースを入れるとスープの赤色が濃くなります。
　お好みで、全部トマトで作っても！　完熟のトマトを使うと
　美味しそうな赤色のガスパチョになります。

【今回使用したのはコチラ】

（白）ごま油

 

 

ごまねりねり（白）