- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2023.02.07
大豆・ねぎ・じゃこのごま油焼き
年が明けると、
一月往ぬる、二月逃げる、三月去る…
お正月から三月までは行事が多く、
あっという間に過ぎてしまうことを表す慣用句ですが、
よく言ったものです。
文字通りまたたく間に 一月が終わり、節分も立春も過ぎました。
最近、年賀状仕舞いをする人も増えてきたので、
寒中見舞いのお便りを出そうと思っていたのですが、
寒中お見舞いは、立春までです。
喪中はがきを頂いた方に、年賀状の返事を出しそびれた方に、
ちょっとお便りをしたい方に、
立春過ぎれば、ご挨拶の言葉は、
「余寒お見舞い申し上げます」
になります。
こちらは、二月いっぱいが目安です。
二月が逃げる前に、私は早めに余寒見舞いのお便りを
出すことにいたします。
さておき、
節分が過ぎましたが、節分の福豆、
たいていのご家庭では残っているのではないでしょうか。
豆まきで、邪気払いをした福豆、年の数(?)を食して、
あとは、袋の口をゴムでとめて…そのまま忘れ去られることも
多いと聞きます。
福豆は炒った大豆、乾燥しているので、
開封しなければ比較的日持ちがいいです。
が、賞味期限を過ぎていなくても、
一度開封すると、空気に触れて風味が落ちるので、
はやめに食べてしまいましょう。
大豆は「畑の肉」と呼ばれるくらい、栄養価の高い食材。
良質のたんぱく質が多く含まれ、
骨粗しょう症予防や女性ホルモンのバランスを調整するイソフラボン、
脳を活性化させる作用のあるレシチン、
脂肪やコレステロールを取り除く働きのあるサポニンなど、
身体に嬉しい効果がたっぷり。
今日は、炒り大豆の自然な甘みや風味を生かした
ごま油焼きを作ってみました。
相性のいいちりめんじゃことねぎを合わせ、
薄い衣をからめて焼くと、香ばしく
ごま油の風味が食欲をそそります。
朝食に、ちょこっと小腹がすいたときのおやつに、
おつまみに、簡単で作りやすく栄養のある一品、
是非、作ってみてください。
大豆・じゃこ・ねぎのごま油焼き
【材料】(2人分)
・炒り大豆(節分の豆) 約30g
・ちりめんじゃこ 約10g(約一つかみ)
・青ねぎ 2~3本
・A【片栗粉 大さじ2、 薄力粉 大さじ1、塩 少々】
・酒・みりん 各小さじ1
・水 大さじ1と1/2
・白炒りごま 大さじ1
・ごま油 大さじ1~2
・ポン酢・白すりごま 各適宜
【作り方】
①ボウルに大豆、ちりめんじゃこ、小口切りの青ねぎを入れて混ぜ、
Aを加えて混ぜる。
②酒、みりんを加えて混ぜ、水を加えて軽くまとまる状態にし、
炒りごまも混ぜる。
③フライパンにごま油を熱し、②をスプーンですくって
直径5~6cmに広げて軽く押さえ、両面香ばしく焼く。
④器に盛り、白すりごまを混ぜたポン酢を添える。
※大豆が湿っている場合は、フライパンで軽く炒ってから使う。
今回使用したのはコチラ
●すりごま(白)