- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2022.11.04
レバーのごまポン酢あえ
秋は、健康診断が多い季節です。
…というのは、
夏や冬は、猛暑あるいは厳しい寒さで体調をくずしがち、
過ごしやすい気候の春か秋が適しているのですが、
春は、新年度がはじまって落ち着かない時期なので、
秋が比較的多い、ということになっているのかもしれません。
それはさておき、
近頃、健康診断で貧血気味だった、という話をよく聞きます。
貧血は、血液中のヘモグロビン濃度が低下した状態。
ヘモグロビンは、酸素を身体のすみずみまで運搬する働きをしています。
ヘモグロビンの量が減ると、その働きが鈍り、
体内のあちこちが酸欠状態となり、
疲労・倦怠感・息切れ・めまいなど厄介な症状が現れます。
なかなか疲れがとれない、身体がだるい…という方、
その原因は貧血かもしれません。
貧血の予防には鉄が有効!
ヘモグロビンは、鉄が原料なので、
鉄分をしっかり摂取することが貧血予防になるのです。
鉄分を多く含む食材、というと、
レバーや、あさり、小松菜、青のり…等など
いろいろありますが、
貧血予防にとくにおすすめなのは、レバー!
レバーは、鉄の含有量が多いだけでなく、
その吸収効率が高いのです。
また、レバーには、ヘモグロビンに鉄を渡す役割の銅も
含まれています。
鉄分は意識して摂らないと不足しがちになります。
貧血を予防のためにも、栄養バランスのとれた食事に加えて、
レバーをときどき献立に取り入れたいものです。
ただ、レバーには独特のクセ、においがあって、
苦手、という人も少なくありません。
くさみを抜く下処理をして、そして、
ごま油の香りと風味をプラスすることで、
美味しくいただけます。
きょうは、こうばしい風味が強く、
濃厚な香りとコクのある黒ごま油を使った献立をご紹介!
黒ごま油+ねぎと生姜の風味、ぽん酢の酸味で
レバーが美味しくいただけます。
レバーと相性のいい赤ピーマンを加えて
彩りもよく、赤ピーマンのビタミンCで栄養価もアップ~♪
レバーがちょっと苦手という方も
そうでない方も、是非作ってみてください。
レバーのごま油ポン酢あえ
【材料】(2~3人分)
・鶏レバー 150g
・生姜 1かけ
・長ねぎ 1/2本
・赤ピーマン 小1個
・塩・こしょう 各少々
・A【ポン酢 大さじ2~3、黒ごま油 大さじ1/2、酢・みりん・醬油 各少々】
・黒すりごま、ごまらあ油 各少々
【作り方】
①レバーは、白い脂肪部分や、血の塊などを取り除き食べやすく切る。赤ピーマンは、細切りにする。生姜はみじん切り、長ねぎは5㎜幅の小口切りにする。
②水に生姜の皮、ネギの青くかたい部分、塩少々を入れて火にかけ、沸騰すると、赤ピーマンを入れてサッと取り出す。
③次にレバーを入れ弱めの中火で2分ほどゆで火を止めてそのまま10分ほど蒸らす。
④Aを混ぜて、①の生姜と長ねぎも加え混ぜ、好みの味付けにし、赤ピーマンと水気をふいた③のレバーを入れて混ぜる。器に盛り、黒ごまを散らし、お好みでごまらあ油をかけてどうぞ。
※④で冷蔵庫に入れておくと、味がしみて、2日ほど美味しく食べられます。
※③で蒸らすことで、余熱でゆっくりと冷め、しっとり口当たりのいいゆで上がりになります。
【今回使用したのはコチラ】