- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2024.01.23
香ばし炒め餅の納豆だれ
我が家では、最近、朝食にお餅を食べることが多いです。
お正月用のものが余っている…ということもありますが、
腹もちがいいので、昼食までエネルギーがつづくこと、
そして、なにより美味しいからです。
お餅はゆっくり消化されるので、胃腸にとどまる時間が長く、
朝食べるとお昼まで空腹感がおきにくく、
集中して仕事や勉強に取り組めます。
また、原料のもち米には、体を温める働きがあるそうなので、
とりわけ今の寒い季節にはピッタリです。
そして、お餅は、食べ方のバリエーションが意外に豊富。
汁物なら、お雑煮風はもちろん、お味噌汁やカップスープ、
野菜スープ等に入れても美味しく、また、
グラタンにマカロニ代わりに入れたり、ピザの台(生地)に、
麻婆豆腐のお豆腐代わりにしたり、揚げ出しにしたり…
煮ても焼いても揚げても美味しいのです。
とはいえ、忙しい朝はできるだけ簡単に、時短で作りたい!
きょうは、手軽で、栄養豊富で、美味しい
納豆餅をご紹介いたします。
納豆は苦手な人がいらっしゃるかもしれません。
かくいう私も、かつてはあまり食べなかったのですが、
最近は、好きになってきました。
ごま油や練りごまをプラスすることで!
ごま油や練りごまを加えると、ごまの香ばしい風味のおかげで
納豆特有のにおいがやわらぐだけでなく、油と一緒に摂ることで
納豆に多く含まれるビタミンK2(骨を丈夫にする)を
効率よく身体に吸収することができ、一石二鳥なのです。
今回は、納豆に練りごまと大根おろし、青じそ、すりごま、
めんつゆを加えてたれにして、お餅にかけています。
大根おろしを加えると、納豆のねばねば感が緩和され、
また、ビタミンCや消化酵素を摂り入れられ、
納豆に不足している栄養素をしっかり補うことができるのです。
さらに、納豆と大根おろしを一緒に食べることで、
納豆菌が悪玉菌を減らし、食物繊維が善玉菌の餌となって
身体にいい菌が増えるので、腸内環境にとって大変よい組み合わせ。
そして、青じそを加えると、爽やかな香りとともに、
納豆には含まれないビタミンA等が補われ、栄養バランスが
さらによくなります。
納豆のパックの中で、練りごま、大根おろし、刻んだ青じそ、
すりごま、めんつゆを加え混ぜるので、手軽です。
ごま油でこんがり炒め焼きにしたお餅に
からんだ納豆だれ。食感もよく、後を引く味です。
是非作ってみてください。
香ばし炒め餅の納豆だれ
【材料】(1人分)
・切り餅 1個
・ごま油 小さじ1
・塩 少々
・納豆 1パック(約45g)
・白ごまねりねり(白練りごま) 小さじ1
・大根おろし 大さじ1~2
・めんつゆ 少々
・黒すりごま 小さじ1
・青じそ 5~6枚
【作り方】
①フライパンにごま油を熱して、6つに切った切り餅を入れて炒める。弱めの中火で、ときどき返していろんな面が香ばしく色づくまで焼く。
②焼きながら、納豆だれを作る。納豆に白ごまねりねり、大根おろし、めんつゆを加えてかき混ぜる。(納豆のパックの中でOK)すりごまと青じその細切りも加えて混ぜる。
③色よく焼けた①の餅を器にのせ、②の納豆だれをかける。青じそ細切りとすりごまを散らす。
※大根おろしの酵素やビタミンCは、加熱に弱く、時間が経つと効果が損なわれるので、食べる直前にすりおろすようにしましょう。また、おろした汁も残さず食べると、栄養素や酵素をしっかり摂れます。