今年も残り僅かとなりました。
いろいろな出来事があった2025年・・・

・大阪・関西万博の開催。
・豊昇龍、大の里と二人の新横綱誕生。
・猛暑日やら最高気温やら色んな記録を大幅更新した夏の猛暑。
・「今年の漢字」にもなった「熊」
（相つぐ熊の出没と被害は深刻な社会問題に）
・第二次トランプ政権による関税巡る混乱。
・日経平均株価5万円突破。
・高市内閣の発足。
・旧統一教会に解散命令。
・ノーベル賞、坂口志文さんと北川進さんが受賞。

難儀なこと、喜ばしいこと、なんでやねんと思うこと等など
色んな事がありました。
「食」に関することにアンテナを張っている私には、
昨年からつづいてのお米事情が気になっています。

米価格高騰、米不足を受けて、これまで災害時にしか放出されなかった
政府備蓄米が初めて放出されました。
収穫から3年以上経過した「古古古米」、
さらに1年前の冗談のような名の「古古古古米」も。

これで、お米をめぐる状況がすこし落ち着いていくのかと思ったものの、
12月現在、不足して棚から消えるということはなくなったけれど、
米価格は高止まりのままです。
そして、お正月前にもち米が一気に高騰しています。
昨年の米騒動…うるち米の高騰で、生産者さんがもち米を減らして
うるち米の作付けを増やした影響のようです。

もち米の価格は、年が明けお正月を過ぎたら落ち着くのか？
実は今秋から余っているという噂の、米（うるち米）の価格はどうなっていくのか？
令和の米騒動はまだつづきそうです。。。

さて、
年末恒例になった、今年話題の「食」！
大手料理レシピサイトのクックパッドが選んだ
食トレンド大賞2025…今年日本の食卓に最も大きなインパクトを与えた料理は、
「ワンプレートせいろ」

もう一つ、日本最大級の料理クリエイター(インフルエンサー)が参加
する「フーディストサービス」の2025年トレンド料理ワード大賞も
「せいろ蒸し」

せいろ蒸しは、素材の味を活かすシンプルな調理法で、簡単に無理なく続けられ、
健康的、というのが人気の秘密のようです。

のせて、蒸して、そのまま食卓へ、というせいろの蒸し料理は、
こちらでも一度紹介したことがあります。

（今年2025年3月にご紹介した春野菜のせいろ蒸し）

火にかけるとほったらかしでOKで、
栄養を逃さない蒸し料理で、
そのまま食卓に出しても様になってご馳走感があり、
洗い物も減らせる。
忙しいので手間や時間をかけたくない、
物価高なので外食したくない、
でも健康的な食事を摂りたい、
という多くの人のニーズにかなったものです。

「ワンプレートせいろ」というのは、
せいろで一品だけ、野菜だけ、というのではなく、
ごはん（主食）＋おかず類をせいろ一つで完結させる、
という画期的でユニークなもの。

今回は、主食＋たんぱく源になるおかず＋野菜を詰めた
せいろのワンプレートごはんを紹介します！

主食は。残りご飯と切り餅。
せいろ蒸しにすると、ご飯は炊き立てにようになり、
お餅はしっとりやわらか、のびがよくもちもちになります。

おかずには、塩鮭、
そして、厚揚げのごまねぎ味噌のせ。
野菜は、白菜、にんじん、かぼちゃ。
卵は洗ってそのまま（殻のまま）入れると、ゆで卵になります。

蒸し上がると一気に完成するのがうれしい、
せいろのワンプレートごはん。

炊き立てのようなふっくらご飯に鮭は定番の味。
厚揚げはふっくら仕上がり、ごまねぎ味噌と相性バッチリ。
ごま味噌は、野菜やゆで卵にもよく合います。
蒸し野菜は甘みが出て、栄養も風味もそのまま。
塩やぽん酢、ごま油を添えて～。
今年の味、是非作ってみてください。

さて、今年も「今日（京）のおばんざい、なあに。」を読んでくださり
ありがとうございました。
来年も、皆さまの食卓に役立つ「食」の提案ができますよう
精進してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
皆さま、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

 

せいろでワンプレートごはん

【材料】（約2人分）
・ごはん　茶碗かるく2杯分
・切り餅　1コ
・甘塩鮭　小1切れ
A【酒　少々、生姜せん切り　1かけ分】
・厚揚げ　1枚
・卵　1コ
・白菜　2枚
・にんじん　小1/2本
・かぼちゃ　約100g
B（ごまねぎ味噌）
【味噌・酒・白ごまねりねり（白練りごま）・白すりごま　各小さじ1、醤油・砂糖　各少々、刻みねぎ　少々】

【作り方】
⓪せいろは水で浸けて濡らしておく。

①オーブンペーパーをさっと水をくぐらせてクシャクシャッとしてから水気をきって、せいろに敷きこむ。

②塩鮭は食べやすいそぎ切りにしてAと合わせておく。Bは混ぜておく。（ねぎは最後に入れて一混ぜ）

③厚揚げは一口大に切り、白菜はせいろの高さ（約5㎝弱）にザクザク切り、にんじんはやや厚めに（斜め半月切り）、かぼちゃは7～8mm厚さに食べやすく切る。餅は4つに切る。

④お弁当を詰める要領で、せいろにごはんを詰め、上に②の塩鮭をのせ、仕切りに白菜を置き、空いた部分に③と卵を詰め、厚揚げの上にはごまねぎ味噌をのせる。

⑤たっぷりめの水を沸騰させた鍋に、せいろをのせて8～10分蒸す。

※ごま味噌の調味料は、味見をして、味噌の味によって加減してください。

※加熱の必要があるのは鮭のみ。薄切りなのですぐ火が通ります。長めに蒸すと、野菜がやわらかくなり、卵が固ゆでになります。短めの時間だと、茹で卵は黄身がやわらかめで、野菜は歯ごたえがしっかり。お好みで蒸し時間は加減してください。（ゆで卵だけ先に取り出してもOK）（ゆで卵は、余熱でどんどん火が通ってかたくなります）また、2段調理の場合、上の段の方が火が通りにくいにくいです。

 

今回使ったのはこちら

●ごまねりねり（白）

●すりごま（白）

●ごま油