- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2025.01.24
ごまだれでもやし鍋~嵩増し大作戦
昨年の終わりごろから、感じていたのですが、
野菜の値が高いです。
とくに葉物が高いのですが、中でもキャベツ!
例年の3~4倍の値をつけています。
我が家では、しばらくキャベツは食卓に上がっていません。
なんでも昨年夏以降の高温、少雨で生育が遅れたのが原因だとか。
気候の変動で収穫に大きな影響を受ける農家の方々は
さぞご苦労されているのだろうと胸が痛みます。
そして、今年に入ってから目立ってきたのが
白菜の高騰!
白菜は、決して不作ではないようですが、
なんと、キャベツの高騰と連動しているそう。
キャベツの代わりに白菜が使われることが多いため
白菜の値段も上がっているとか。
また、この季節、鍋物などで白菜の需要が多いため
品薄になり、いっそう価格も上がっているのでしょうか。
この時季、今夜はお鍋物に~と思うご家庭も多いと思います。
お鍋にはたっぷり使う白菜、まるごと1個が1000円近いと
購入をためらってしまいます。
そんな時、私は値段が安定している野菜をお鍋に入れます。
それは、天候の影響を受けにくい室内で育てる野菜、スプラウトです。
その代表は、もやし、豆苗、カイワレ。
なかでも、もやしは値段が安く、なじみがあって
使いやすい野菜です。
しかも、もやしはいろいろな栄養素がたっぷり。
ひょろっと細くて白い外見から誤解されがちですが、
ビタミンやミネラル、食物繊維も豊富な野菜なのです。
きょうは、白菜ちょこっと、もやしたっぷりの鍋物を
紹介いたします。(白菜なしで、もやしだけでもOK)
もやしで嵩増し大作戦です。
ついでにもう一つ嵩増し…豚肉にお餅をプラス!
豚(バラ)肉薄切りでお餅を巻いて入れました。
そして、あっさりしたもやしとも豚肉とも相性のいい
ごまだれをつけていただきます。
今夜はお鍋!というとき、是非おためしください。
もやしは煮込みすぎると食感や味が落ちるので、
最後に入れてシャキシャキ感を残す程度に煮るのがおすすめです。
ごまだれでもやし鍋~嵩増し大作戦
【材料】(2~3人分)
・もやし 2袋
・白菜 2~3枚
・豆腐 1丁
・切り餅 2~3コ
・豚(バラ)肉薄切り 約150g
・塩・こしょう・片栗粉 各少々
・昆布だし 3カップ
・塩 少々
A
【ごまねりねり(白) 大さじ5~6、白すりごま 大さじ2、砂糖・みりん 各大さじ1、醤油 大さじ2強、酢 小さじ1~2、昆布だし 1/4カップ】
【作り方】
①もやしは洗ってざるにあげておく(ひげ根が気になる場合は取り除く)。
②白菜は白い部分は約1cm幅の縦切り、緑の部分はざく切りにする。豆腐は食べやすく切る。
③切り餅は4つに切り、塩こしょうをふりかけた豚肉でくるくるっと巻く。巻き終わりを片栗粉でとめて、ぎゅっとにぎって形作る。
④鍋に昆布だしと塩を入れ火にかけ、白菜の白い部分を入れ、続いて、白菜の緑部分、豆腐、③の豚巻き餅を入れて煮る。全体にやわらかくなると、最後にもやしを入れてさっと煮る。
⑤Aの材料を混ぜたごまだれにつけてどうぞ。(ごまねりねりとすりごま、砂糖を混ぜて、だしを少しずつ加え混ぜ、残りの調味料を加えて味をととのえる)
※豚肉薄切りは、お餅を巻いて残ると、そのまましゃぶしゃぶのように使ってください。