- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2019.10.30
かぼちゃのみたらし風
10月も残り僅かとなりました。
晦日の10月31日はハロウィンです。
ハロウィンといえば、かぼちゃ。
かぼちゃをかたどった、あるいは、かぼちゃを使った
いろいろなスイーツが店頭に並び、また、
野菜売り場にもたくさんのかぼちゃが並んでいます。
かぼちゃには、「日本かぼちゃ」と「西洋かぼちゃ」があります。
皮が黒っぽく、縦に深い溝があり表面がでこぼこした「日本かぼちゃ」
水分が多くて甘みが少なく、たんぱくでねっとりした味わいで、
煮物や揚げ物に向いています。
「西洋かぼちゃ」は、つるっとした緑色の皮で 丸みを帯びた形、
甘みが強くホクホクの食感で、炒め物やコロッケ、サラダ、スープに
スイーツ、もちろん煮物や揚げ物にも適していて、何にでも使いやすいです。
現在、日本では、「西洋かぼちゃ」が広く栽培されています。
国産のかぼちゃは、今…秋から冬にかけてが美味しい時季。
収穫されるのは夏ですが、とれ立てのかぼちゃは、
甘みが少ないものが多く、2カ月ほど貯蔵することで、
甘みを引き出され、美味しくなるそう。
貯蔵性が高かぼちゃ。
古来、冬至にかぼちゃを食する風習があるのは、
夏に収穫したものを、保存状況をととのえると年末まで貯蔵できるからです。
今は、輸入かぼちゃもあり、年中食べられるかぼちゃですが、
国産の旬のかぼちゃは、ハロウィンの時季がまさに食べ頃。
西洋かぼちゃは、野菜の中でもトップクラスのβ カロテンに、
ビタミン、ミネラル、食物繊維もたっぷりで、とても栄養価が高い野菜です!
目や皮膚、髪の健康を保ち、疲労回復や風邪をひきにくくなる働き、
便秘予防や免疫力を高める効果もあります。
栄養たっぷりのかぼちゃ、油と一緒に調理すると、
カロテンが効率よく体内に吸収されます。
きょうの一品は、ごま油で香ばしく炒め焼きにしたかぼちゃを
みたらしのたれでからめたもの。
風味がよくて。甘辛味が食欲をそそります。
醤油と砂糖の量を加減することで、ご飯に合うおかずになり、
また、お茶うけにもなります。
かぼちゃを美味しく食べて、元気に過ごしましょう。
◆ かぼちゃのみたらし風
【材料】(2~3人分)
かぼちゃ 約200g(正味)
ごま油 大さじ1
A【水 大さじ5、 醤油 大さじ1.5
みりん・砂糖 各大さじ1、片栗粉 小さじ2】
炒り黒ごま・炒り白ごま 各少々
【作り方】
1.かぼちゃは、厚さ約1㎝の食べやすい大きさに切る。
2.ごま油をフライパンに入れて熱し、1を弱火で
炒め焼きにする。
こんがりと焼けてやわらかくなると一旦取り出す。
3.フライパンをさっと拭き、Aを入れて火にかけ、混ぜながら
火を通し、とろみが出て透明感が出てきたら火を止め
2をからめて器にのせ、炒りごまを散らす。
※ Aの砂糖、醤油の量は味見して、お好みで調節してください。
※ 販売されているかぼちゃは、既に貯蔵されたものなので、
早めに食べる方がいいです。
カットしたものは、種とワタをくりぬいてラップなどで包み
冷蔵保存して、4~5日で食べきるようにしましょう。
【今回使用したのはコチラ】
(白)ごま油