- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2026.03.18
手作りあんこで三色ぼたもち
春のお彼岸の時期になりました。
今年の春彼岸は、17日に彼岸の入り、
彼岸の中日、春分の日が20日、
そして、彼岸の明けが23日です。
お彼岸は、ご先祖様を偲び供養する期間。
お墓参りをしてお墓をきれいに掃除したり、
お花やお供え物をしたりして、ご先祖様へ日頃の感謝を伝えます。
お墓参りに行けなくても、自宅のお仏壇を丁寧に掃除して、
お供えをして供養をする…一番大切なのは、ご先祖様を敬い、
感謝する気持ちです。家で故人を偲んで手を合わせたり、
故人を懐かしんでお花やお供え物を用意したり、
自分にできる形で気持ちを表すことです。
お彼岸の供え物といえば、古くからぼたもち(おはぎ)です。
その理由は諸説あるようですが、
小豆の赤色は邪気を払うとされていたこと、また、
かつては貴重品だった砂糖を使うことから、
ご先祖様への感謝や家族円満を祈っていたといわれています。

さて、ぼたもち(おはぎ)は、お米と小豆と砂糖、
それから周りにまぶすきなこやごま、という
とてもシンプルな材料で作られています。
この「今日(京)のおばんざい、なあに」では、お彼岸に、
お米の代わりに、雑穀、オートミール、切り餅を使ったり、
小豆あんのかわりに、さつま芋などのかわりあんを使ったり、
という、変わりぼたもち(おはぎ)を紹介することが多かったのですが、
今回は、正統派のお米と小豆あんのものを紹介いたします。
小豆あんは、市販のあんこではなく、小豆から作りました。
小豆を煮る、というと、慣れない方には、難しいのでは、
面倒なのではないかと億劫に感じたり、固くならないかと
躊躇されたりすることもあると思います。

自家製あんは、とても美味しく、砂糖の量を加減できるところが
嬉しいです。
市販のあんはちょっと甘過ぎ、という方にはピッタリ。
また、きび砂糖、黒砂糖、てんさい糖など、お好みの砂糖で作れます。
今回は、初心者の方にも気軽にできるよう、炊飯器を使いました。
火加減を気にする必要がないので、失敗なく、美味しく出来上がります。
小豆を煮るときは、一般的には、一度ゆでこぼしてあく抜きをする
と言われていますが、不要です。(詳しくは作り方を参照して下さい)
とにかく、簡単手軽、小豆を煮るハードルが一気に下がりますので、
是非お試しください。

小豆は、良質なたんぱく質、カリウムや鉄などミネラル、ビタミンB群などなど栄養豊富。
食物繊維たっぷりで、便秘解消や腸内環境を整える働きは注目されています。
手作りなら、糖分控えめにしてたっぷり食べられるのが嬉しいです。
お餅生地の方は、もち米とうるち米を3:1で混ぜて炊きました。
エキストラバージンごま油を少し加えて炊くと、ふっくらとつやよく、
風味良く炊き上がります。
もち米が多い配合なので、つぶさなくてもOK。もちもち感の中に
ところどころうるち米のつぶつぶ感も感じられる、味わい深い食感です。

外があんのは粒あんたっぷり。
黒すりごまのは、黒砂糖を加えた味わいあるお味。
きなこのは、きなこだけでなく、白すりごまを混ぜて香ばしく、
コクのある味です。

手作りあんこで、シンプルな素材の美味しさが味わえるぼたもち、
是非作ってみてください。
手作りあんこで三色ぼたもち
【作り方】(作りやすい量)
・小豆 150g
・砂糖 90g~150g
・塩 1つまみ
・もち米 1.5合
・うるち米 0.5合
・エキストラバージンごま油 小さじ1
A
【きなこ・白すりごま 各大さじ2、砂糖 適宜】
B
【黒すりごま 大さじ4、黒砂糖 適宜】
【作り方】
①小豆を洗って炊飯器に入れ、水4カップを入れて炊飯器で炊く。
②炊けるると、小豆を取り出して食べてみる、やわらかくなっていたら、砂糖と塩を加えて再度炊く。
③予熱で10分ほどおき、バットなどにあけて、冷ます。(あんこ出来上がり)きなこ・黒ごま用には、小さく丸く形作り、外側あんのは、一回り大きめに丸く形作る。
④もち米とうるち米を合わせて、やや少なめの水加減にして、エキストラバージンごま油を加えて炊飯する。炊き上がると、混ぜて冷まし、外側あんのは、小さく丸く形作り、きなこ・黒ごまのは、一回り大きめに 形作る。
⑤外側あんは、③をラップではさんで平たくして④を包み込み、きなこ・黒ごまのは、④をラップではさんで平たくして③を包み込む。(周りにまぶすので、きれいに包めなくても大丈夫)
※小豆の産地や種類や乾燥具合によって、固さが異なります。一度で柔らかくならない場合もあるので、その時は、水を足して再度スイッチオン。また、炊飯器によっても異なるので、①②の工程では、途中で蓋を開けて水の量を確認し、少なくなっている場合は、水を足す。
※小豆のアクが気になる場合は、①で炊き上がった後に、煮汁を味見して、渋みが気になるようなら、煮汁を捨てて、水を加える。(かぶるくらい)
※小豆あんは、冷めると固まるので、少し水分が残る状態で止める。
※すりごまを使いましたが、炒りごまを一度炒ってからすって使うと、 さらに香ばしさが増します!




