- 2021.08.20
「ごまねりねり」は「練りごま」と違います。
皆さんに謝っておかなければならないことがあります。
それは、当社製品の「ごまねりねり」を「練りごま」と書いていたことです。この私のブログだけでなく、ホームページの製品説明やショッピングところでも、ほとんど全てで「練りごま」と表記しています。
その最大の原因は、社長の私がなぜ「ごまねりねり」という製品名にしたのかを忘れてしまい、市場に出回っている「練りごま」に迎合したことが原因です。
「ごまねりねり」は山田製油の創業当初から作っていた製品で、祖母が全て作っていました。大きな石臼を回して、胡麻をほんの少しずつ投入しながら、きめの細かいペーストになるように、祖母は常に心がけながら、気長に丁寧に仕上げていた製品なのです。山田製油の製品作りのモットーは、「正直に、丁寧に作る」です。祖母の時代は「ごまバター」と言う製品名でしたが、祖母の実直で丁寧な仕事を後世まで引き続けたいとの思いから「ごまねりねり」と命名したのでした。
現在の「ごまねりねり」はよりきめの細かい製品に仕上がっていますので、料理にかけてもすぐ全体に馴染みます。漢方の世界では、白胡麻は血液の流れを良くすると言われています。ちょっと最近は涼しく感じますが、まだ夏の季節で、汗もかいています。体内の水分が減って、血液濃度も高くなっているかも知れません。その状態で、白胡麻を食べると少しは効能があるやも知れないと私は思い、今朝のおかずにも「ごまねりねり」をかけました。スッとおかずに馴染み、その味も損なわない「ごまねりねり」は、やはり「練りごま」とは別物だと改めて思いました。
山田製油ホームページや印刷物などで「練りごま」表記している箇所については、ぼちぼちと修正していきますので、ご了承くださいませ!