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2019.05.09

家庭でも食品ロス削減

朝食と昨日の夕食は食材整理を兼ねた料理を作りました。今朝食べておいた方がよい食材は、豆腐と卵、ネギでしたので、目玉焼き丼と豆腐とアオサノリの吸物を作りました。吸物にはたっぷりとすり胡麻をかけて美味しく頂きました。

これで食材を捨てないで済みましたが、皆さんご存知でしょうか?まだ食べられるのに廃棄される食品のことを食品ロスと言います。農林水産省の平成25年度推計によりますと、日本国内で発生した食品ロスは年間632万トンもあるそうです。世界で飢餓に瀕している人達に対する食糧援助の2倍にあたるそうです。
国内の食品ロスの約半分が家庭から出ています。冷蔵庫や食品庫で眠っていた賞味期限切れの食品だけてなく、野菜の皮の剥きすぎなど含まれています。私も出来るだけ捨てないように、最近では計画的に食材を買うように心掛けています。また、時々在庫整理の為の料理も作るようにしています。

また、残りの食品ロスが事業系と言われる食品製造会社や食品流通業者、スーパー、コンビニなど小売店などから出ています。事業系の食品ロスは、製造段階の作り損ないや規格外品も有りますが、その多くが賞味期限や消費期限切れの食品の廃棄です。
山田製油は規模が小さく少量生産しかできないので、大量に仕入れて在庫を持ちながら供給する大手流通業者や、納期の短いコンビニ等とのお付き合いは有りません。よって賞味期限切れの返品もされないので、それらの廃棄は有りません。また、胡麻油に関しては絞った後の油粕は、無農薬栽培のお茶畑や平飼いの地鶏の餌として販売しており、食品ロスについては勝手に優良企業だと思っていました。しかし、当社胡麻油の特徴でもある一番搾りといわれる1回目の搾油では、胡麻の油分の半分程度しか絞れていません。まだ人間が食べられる部分があるのに、それを肥料や飼料として処分していたことに気が付きました。実は堂々と食品ロスを出していたのでした。

その問題を解決すべき社内プロジェクトを立ち上げて、誕生した製品が「エキストラバージン胡麻油」です。
エキストラバージン胡麻油の特徴は、従来の白胡麻油や金胡麻油のように、香りが出るまで胡麻を炒り上げていないので、より素材の味や香りを引き立たせるオリーブオイルのような製品に仕上がりました。
それだけでも自信を持って皆さんに薦められる製品ですが、一番搾り後の胡麻を使いグラノーラやクッキーなどのお菓子やふりかけなども製品化しました。また、一番搾りしたことにより、脂質やカロリーがカットされ、逆にカルシウムや植物繊維が増えて、スーパーフードになりました。

まだまだ用途は開発中ですが、中小企業の当社でも食品ロス削減に貢献できることを示していきたいと思っています。

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