- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2019.08.31
夏野菜のじゃこマリネ~ごま油風味
八月晦日となりました。
今年の八月も暑く、猛暑日熱帯夜が連日つづいていましたが、
処暑が過ぎ、熱気がまとわりつくような酷暑は一段落。
とはいえ、雨がちで蒸し蒸しとした残暑の日々です。
さて、きょう8月31日は、野菜の日です。
8・3・1 !
や・さ・い !
語呂合わせで、野菜の良さを見直すため制定されたそうですが、
それだけではなく、今の時節、
―まだ残暑厳しく、夏の疲れが出やすい頃―
こんな時こそ、野菜をしっかりとって元気に晩夏を乗り切る!
ということもあるのでしょう。
夏の太陽をたっぷり浴びた夏野菜は、栄養豊富で、色鮮やか。
いろんな色の野菜を組み合わせることで、自然に栄養バランス
が整い、健康維持に役立ちます。
カラフルな野菜が食卓を彩ると、食欲をそそります。
きょうは、夏野菜のうち
アントシアニン(眼精疲労改善)豊富な紫のなす。
リコピン(強い抗酸化作用)を含んだ赤いトマト。
ビタミンたっぷりの緑のとうがらし。
代表的な3つの夏野菜でマリネを作りました。
ごま油を使うことで、断然風味がよくなり、
またいろんな栄養素の吸収もよくなります。
油で炒めると美味しい茄子なのですが、
油を吸い過ぎる、というお悩みを聞くことがあります。
なすは、ちょっとしたコツで、少量の油で美味しく炒められます。
断面に塩をもみこんで10分ほど置き、水分を拭きとって
炒める…このひと手間で、アク抜きもでき、下味もつき、
色落ち防止にもなり、なすの紫紺色がけっこう残ります。
作り置きもできるので、冷蔵庫にあると嬉しい一品。
是非作ってみてください。
◆ 夏野菜のじゃこマリネ~ごま油風味
【材料】(約4人分)
なす 2本
青とうがらし 約10本
トマト 2個
エキストラバージンごま油 大さじ1+少々
ちりめんじゃこ 30g
にんにく・生姜 各1かけ
塩 少々
A【酢 大さじ2、うす口醤油・みりん 各大さじ1、
砂糖 少々、ごま油 小さじ1】
【作り方】
1.なすは、巾1cmくらいの輪切り(大きいのは半月切り)にし、
主に断面に塩少々をもみこんで軽く重しをして10分おき、
クッキングペーパーに包んで軽く絞る。
2.にんにくは切り込みを入れてつぶす。
生姜は少量を飾り用の千切りにし(針生姜)、残りをすりおろす。
3.ボウルにAと生姜すりおろしを混ぜておく。
4.フライパンにエキストラバージンごま油を入れ、1のなすも入れて
油をまぶして、にんにくも加えて火にかけ、炒める。
火が通って焼き色がつくと、3のボウルに入れる。
5.フライパンにごま油を少し足してヘタを取ったとうがらしを炒め、
火が通って焼き色がつくと、じゃこも加えさっと炒めて4のボウル
に加え混ぜる。
6.なすととうがらしの粗熱がとれたら、ざく切りのトマトを加え、
冷蔵庫で冷やす。(だいたい30分以上)
7.器に盛って、針生姜をのせる。
※ とうがらしは、グリルで焼いてもOKです。
【今回使用したのはコチラ】
(白)ごま油