この度の大型台風7号の被害を受けられた皆さまには
心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く元の生活に戻られることをお祈りしております。

台風一過とはいえ、不安定な天候で、気が抜けません。
台風の影響で、気温は少し下がったかもしれませんが、
蒸し暑さは半端なく、熱中症警戒アラートが出ている所もあります。
まだまだつづく厳しい残暑を乗り切らなければなりません。

きょうは、元気の出る献立、夏のおでんを紹介いたします。
えっ？　夏におでん？！
と思われるかもしれませんね。

冬が定番のおでんですが、こちらは、夏野菜をいろいろ使って、
あっさりと仕上げて、冷やしていただきます。
夏ならではの美味しさの、ひんやりしたおでん、
さっぱりしているので、猛暑のさ中でも食指が動きます。

こちら、冬のおでんとちがって、あまり煮込まないので、
調理時間は短いです。
短時間で煮込んだあと、自然に冷ますことで
その間にだしの味がしみ込んでいきます。

いろんな野菜を入れると、
野菜のいいだしが相まって味わい深くなります。

今回、野菜は、トマト、かぼちゃ、オクラ、にんじんを
入れましたが、なすやとうもろこしを入れても美味。
だしが染みたトマトは、冷やすと美味しさが引き立つので、
トマトはお勧めです。

あと、ゆで卵やちくわを入れると、たんぱく質も摂れ、
栄養バランスのとれた一品になります。
ほかにも、たんぱく源として、
豆腐や油揚げ、厚揚げなど豆製品、
かまぼこやかにかまなどの練り製品等々。

そして、いただくときに香りのいい金ごま油をかけます。
あっさりとたいた具材にコクと風味が深まり、
美味しさがアップします。

また、トマトやかぼちゃ、にんじんなどの緑黄色野菜は、
油と一緒に食べることで、βカロテンの吸収がよくなります。

冬のおでんには辛子が付き物ですが、
きょうの夏おでんには、柚子胡椒＋ごま油＋すりごまを
添えました。
ちょっと刺激的で風味豊かな「味変」を楽しめます。

ビールのおともにもピッタリ。
是非、作ってみてください。

 

ごま風味～夏野菜の冷やしおでん

 

 

【材料】（2人分）
・プチトマト（大きめ）　4コ
・かぼちゃ　1/6コ
・にんじん　1/2本
・結び昆布 （また早煮昆布）　適宜
・ちくわ　2本
・ゆで卵　2コ
・オクラ　6本
A
【だし　500cc、塩　2つまみ、酒　50㏄、みりん・うす口醤油　各大さじ1】
・金ごま油　適宜
B
【柚子胡椒・白すりごま　各小さじ1、金ごま油　少々】

【作り方】
①プチトマトは湯むきして皮をむいておく。（あるいは、皮付きのまま、爪楊枝で何か所か穴をあけておく）

②かぼちゃは皮をところどころむき、一口大に切っておく。にんじんは食べやすい棒状に切る。ちくわは斜め切りにする。

③オクラは塩で板ずりして、がくのまわりをそぎ取っておく。

④Aを鍋に入れて煮立て、①と②を入れてクッキングペーパーで落し蓋をして15分ほど煮る。オクラも入れて5分ほど煮る。

⑤火を止めて、粗熱をとり、冷めると冷蔵庫で冷やす。

⑥Bを混ぜて添え、金ごま油をまわしかけていただく。

※野菜は少し歯ごたえを残して仕上げた方が美味しいです。

※野菜は、ほかに、とうもろこし、冬瓜、なす、ズッキーニなどの夏野菜、また、じゃが芋やパプリカ、キャベツなども美味です。

 

今回使用したのはコチラ

●金ごま油

●すりごま（白）