- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2025.04.18
ブロッコリー茎の塩きんぴら
桜の花びら舞い、葉桜の若い緑色が美しい頃となりました。
花冷えから、一気に暖かくなり、これから夏日になることも多そう。
寒暖差が大きい時期、体調管理にお気を付けください。
とりあえずは、食べるもので体調をととのえましょう。
この前も取り上げましたが、「指定野菜」に追加された栄養豊富な
人気野菜、ブロッコリーの第三弾! 花蕾、葉、今回は「茎」です。
花蕾の部分だけ使って、茎を捨てることはありませんか?
茎には、花を咲かせるための栄養分が詰まっているそう。
そして、コリッとした食感が歯ごたえよく、
うまみ甘みがあって美味しいです。
中には、花蕾よりも「茎」が主役という人もいるほど!?
アメリカでは、茎だけ切って売っているとも聞きます。
栄養面では、花蕾と同様、ビタミンCやβカロテン、葉酸が豊富。
カリウム、カルシウム、食物繊維は、茎の方が多いそうです。
ちなみに、茎は、空洞がなく、太めのおおぶりなものが
味がいいようです。
さぁ、茎も美味しくいただきましょう。
お勧めの食べ方は、きんぴら風の炒めもの。
細切りにしてフライパンでさっと炒めて調味料をからめるだけ。
今回は、春らしい彩り、にんじんを合わせています。
炒めるのは金ごま油!
ごま油の香りで、ブロッコリー独特のにおいがあっても、
気にならず、風味のいい炒めものになります。
調味料は、酒と塩だけです。
シンプルに塩だけにすると、素材の持ち味の甘みが引き立ち、
また、ブロッコリーの茎のうす緑色がきれいに仕上がります。
そして、ごま油に塩を入れてから炒めると、
塩味が均等に行き渡り、野菜の青くささが抑えられます。
お弁当の一品に、副菜にと重宝します。
花蕾だけ使われがちなブロッコリーですが、
このように、茎も、葉も、大切に使うことは、
食材を無駄なく使う、という環境への配慮にもなり、
また、食卓も豊かになります。
このようにブロッコリーだけでももちろん、
お好みで、ピーマンやセロリなどを合わせても・・・
是非作ってみてください。
作ってみてください。
ブロッコリーの茎の塩きんぴら
【材料】
・ブロッコリーの茎 1房分
・にんじん 小1/2本
・金ごま油 大さじ1(またはふつうのごま油)
・塩 一つまみ(小さじ1/3~1/2)
・酒 大さじ1
・白炒りごま・白すりごま 各 大さじ1
【作り方】
①ブロッコリの茎は、皮をむく。(切り口から包丁を入れて軽く引っ張るとむけます。)
② ①を5㎜くらいの細切りに、にんじんはそれより細めの細切りにする。
③フライパンを熱してごま油を入れ、塩をふり入れて混ぜ、②を入れて炒める。2~3分炒め、酒を回し入れてひと炒めする。味見して味をととのえ、お好みのかたさ加減で火を止め、ごまを混ぜる。
※ブロッコリーの皮も栄養豊富なので、細切りにして一緒に炒めてもOKです。が、ときにかなりかたいことも、筋っぽいこともあります。我が家では、べジブロスにしています。にんじんの皮や玉ねぎの皮などと一緒に水で(昆布と塩と酒少々を加えて)20~30分弱火で煮出し、野菜だし汁として使います。