四月半ばとなりました。
新年度が始まり、
学校では新入生、会社では新入社員、
また、環境が新しくなったり、
新しいメンバーが増えたり…

春は「新」生活がスタートする季節です！
野菜も、春には「新」が付くものが色々あります。

この前は、新にんじん（春にんじん）を取り上げましたが、
ほかにも、新玉ねぎ、新じゃが、新ごぼう、新キャベツ、新生姜
…等など。
「新」がつくと、同じ野菜なのに、期間限定の魅力が加わります。
いずれも、「新」がつかないものより、
みずみずしくて、柔らかくて、甘みがあって、
春ならでは！の美味しさがあると思うのです。

きょうは、「新」のつく野菜の中から、
新玉ねぎをピックアップ！

春ならではの新玉ねぎと、
年中出回っているいわゆる普通の玉ねぎ、
何が違うかというと…
通常、玉ねぎは、保存性を高めるため、
収穫した後約1カ月乾燥させてから出荷されます。

それに対して、新たまねぎは、収穫後すぐに出荷されたもの。
乾燥させないので、皮が薄くて、水分が多くて肉質が柔らか。
また、みずみずしくて、辛みが少ないのです。

ちなみに、栄養成分にはほとんど違いはないそう。
疲労回復、新陳代謝促進、食欲増進、血液サラサラ等の効果が
期待でき、新しい環境で疲れやすいこの季節には、
うってつけの食材です。

きょうは、新玉ねぎでステーキ！
厚めに切って、じっくりと両面を焼きます。
焼くことで、甘味が引き出されて、美味しさひときわ、
じっくり焼いて、こんがりした表面、とろっとやわらかな中身。

そのままでも美味しいのですが、
きょうは、切り落とした玉ねぎの端っこ部分をすりおろして、
おろし玉ねぎだれを作り、上からかけました。

新玉ねぎのダブルづかい。
ご飯のおかずにもぴったりの、おつまみにもなる、
満足感のある一品です。

エキストラバージンごま油でゆっくりじっくり焼いて、
玉ねぎの本来のうまみを引き出すのがポイント。
ポン酢ベースで、すりごま、ごま油、削り節を加えた
玉ねぎおろしだれは、風味がよくて、ほかの野菜にも合います。

新玉ねぎの季節に、是非作ってみてください！

 新玉ねぎのステーキ～おろし玉ねぎだれ

 

【材料】（2人分）
・新玉ねぎ　2個
・スパゲッティ　2本くらい
・エキストラバージンごま油　大さじ2
・塩　少々
・Ａ【水・酒・みりん　各大さじ1、ポン酢　大さじ2】
・Ｂ【ごま油　少々、白すりごま　大さじ1、削り節　1パック（2g）】
・白炒りごま　少々

【作り方】
①玉ねぎは皮をむいて横半分に切って、それぞれ、
　厚み1cm強になるように輪切りにする。ばらけないように
　横からスパゲッティを刺しておく。（2～3か所）

　（竹串を刺して少し穴をあけ、そこからスパゲッティを刺すと
失敗しません。）
②切れはしの玉ねぎは、すりおろしておく。
（すりおろしにくいところはみじん切りに）
③フライパンに油を入れて火にかけ、①を入れる。
　全体に塩を軽くふりかけ、ターナーで時々、上から
　押し付けながら焼く。こんがりと焼き色がつくと返して
　同様に焼き色をつける。（それぞれ、3～4分ずつ焼く）
④③をお皿にのせて、フライパンに②とＡを入れ火にかけ、
　フツフツ煮立つと、Ｂを加え混ぜ味をととのえる。
⑤③の上に④をかけて炒りごまをちらす。

今回使用したのはコチラ

 

●エキストラバージンごま油