- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2019.05.28
湯びき鱧の梅ごま香味だれ
ここ数日、急激に暑くなりました。
日本中あちこちで、5月の真夏日の連続記録が更新されたり、
北海道では5月として観測史上初の猛暑日になったり…
5月と思えない強い日差しと強烈な暑さに見舞われた数日、
ぐったり疲れたり、身体がだるかったりと、
身体に不調をきたした方も少なくないと思います。
暑さに慣れていない時期に、このような真夏の高温がつづくと、
体温調節がうまくできず、熱中症のような症状が出ます。
寒暖差に対応する自律神経のバランスが乱れるのです。
暑くなり始めてから、4~5日たつと、汗をかくための自律神経が
だんだんうまく反応できるようになるのですが…、
きょうは、雨天で、涼しくなりました。。。
昨日と比べると15度ほど気温が下がったところもあり、
今度は冷えそうです。
こういう状況で体調をくずすのを「寒暖差疲労」といい、
身体に負担を与えるだけではなく、心にも影響を及ぼすようです。
ストレスを感じ、イライラしたり、不安感が募ったり、
感情のコントロールがうまくできなくなることも…、
寒暖差疲労の改善と、これからの暑さに備えるためには…
ゆっくりお風呂に浸かったり、適度にエアコンを使ったり、
気温に合った衣服を着たり…「衣」「住」をととのえ、そして、
あとは、「食」!です。
きょうは、こんな時期の体調をととのえる
「湯びき鱧(はも) のごま梅香味だれ」を作ってみました。
ごま梅香味だれの材料は、
梅干し、生姜、青じそ、ごま。
梅干しのクエン酸には、代謝アップや疲労回復など様々な健康効果、
生姜には、自律神経の調節作用や、血行促進の効果があります。
青じそにたっぷり含まれるβ-カロテンは抗酸化作用があり、
免疫力を高めてくれ、香り成分には食欲増進作用も。
そして、ごまはミネラル豊富で、疲労回復などの作用に加えて、
その油分がβ-カロチンの吸収を高めてくれます。
そこに、酢でさっぱりした酸味を、ごま油で香りとコクを加えた、
風味のいいたれです。
きょうは、これから旬を迎える魚、鱧(はも)の湯引きと野菜に
かけました。鱧は、良質のたんぱく質、カルシウム他いろいろな
ミネラルが豊富です。
鱧のほかにも、豚しゃぶや、お豆腐、蒸しなすなどの野菜ともよく
合います。
美味しく食べて、寒暖差に負けず、元気に過ごしたいものですね!
◆ 湯びき鱧のごま梅香味だれ
【材料】(作りやすい量)
ごま梅香味だれ
A:梅干し 大1個
生姜 1かけ
白すりごま 大さじ2
酢・濃口醤油 各約大さじ1.5
砂糖 小さじ1
ごま油 小さじ2
青じそ 2枚
野菜:レタス、ルッコラなど葉野菜(ちぎったもの)適宜
玉ねぎ薄切り・トマトくし切り 各適宜、青じそ(せん切り)
鱧の湯びき 適宜
(家庭で作るときは、生の鱧(骨きりしたもの)を約3㎝幅に切る。→
熱湯に塩一つまみを加えて鱧を入れ、くるっと丸まるまで火を通す(約20秒)→ 氷水にとりすぐざるにあげ、キッチンペーパーで水分を軽くとっておく)
【作り方】
1.梅干しは包丁でたたき、生姜はすりおろし、青じそはみじん切りにし、Aを全部混ぜる。
2.野菜を器に盛り、上に2の鱧の湯びきを盛り、青じその千切りを上にのせ、1の梅ごま香味だれをかける。
※ 梅干しの塩分によって、醤油の量を加減してください。
※ 酢の分量もお好みで、加減してください。
※ 鱧は全部一度に入れると、湯の温度が下がるので、3~4切れずつ。
【今回使用したのはコチラ】
(白)ごま油