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今日(京)のおばんざいなぁに
2019.09.09

菊花寿し~重陽の節句に~

九月九日は、重陽の節句です。

五節句の一つ、重陽の節句は、別名「菊の節句」。
旧暦では、菊の花が咲く時季だったことから、
邪気を払い健康長寿、無病息災を願って、菊の花を飾ったり、
菊の花びらを浮かべたお酒を酌み交わしてお祝いをしたり
していたようです。

現在では、ほかの五節句―
―「七草粥をいただく人日の節句(一月七日)、
  桃の節句(三月三日)、端午の節句(五月五日)、七夕の節句(七月七日)―
に比べると、有名ではなく、
知らないうちに過ぎてしまっていた…ということも
少なくないかもしれません。

また、この日は、桃の節句の雛人形を再び飾り、
長寿の願いを込める「後の雛(のちのひな)と言われる
習わしがあるそうです。
江戸時代…元禄の頃はじまったようですが、いつのまにか
すたれてしまいました。

近年「後の雛」を重陽の節句に、という動きもあるようで、
節句人形を1年間ずっとしまっておくのではなく、
いたみを防いで、長持ちさせる意味もあり、
この時季に雛人形を飾り、健康や長寿を願うようです。

さて、「菊の節句」の菊は、 古くから薬草としても用いられ、
延寿の力があるとされてきました。

菊の花を湯舟に浮かべた菊湯に浸かったり、
菊の花を入れた菊枕で眠ったり、
食用菊の花びらを献立に散らしたり…
その効用を得る、本物の菊を使った風習はいろいろあります。

また、菊の花に見立てた和菓子を作ったり、
見立てた献立もいくつかあるようです。

きょうは、菊の花に見立てたお寿し
菊花寿しをご紹介します。

菊の花びらを錦糸卵であらわし、
中のちらし寿しは、ちりめんじゃこと
きゅうり、みょうが等の具でさっぱりした味。
たっぷりと混ぜ込んだ切りごまが香ばしいです。

錦糸卵は、作るとき、卵を溶き混ぜてからこすと
均一な黄色で美しく仕上がります。

ごま油で焼いた錦糸卵は風味がよく、
あっさりしたちらし寿しが、見た目の彩りに加え、
味わい豊かになります。

重陽の節句に、また、敬老の日に、
是非作ってみてください。

◆ 菊花寿し
【材料】(2~3人分)
ご飯  1合分
A【酢 大さじ1、砂糖 大さじ1弱、 
  塩 小さじ1/2弱、すだち果汁 1/2個分】
ちりめんじゃこ 約20g
きゅうり 小1本
みょうが 2コ
白炒りごま 大さじ2
かにかま・枝豆 各少々

卵 3コ
B【砂糖 大さじ1、酒 大さじ1/2、塩 3つまみ】
ごま油 小さじ1くらい

【作り方】
1.Aをよく混ぜて、ちりめんじゃこを混ぜておく。
2.ややかために炊き上げたご飯に、Aを回しかけて、
  しゃもじで切るように混ぜ、粗熱をとる。
3.きゅうりは薄い小口切りにして、塩少々をふりかけ
  しんなりするとよくしぼる。
4.みょうがは薄く小口切りにして水にサッとさらし、
  水分をしぼっておく。
5.炒りごまはクッキングペーパーの上にのせて、包丁で切って
  切りごまにする。
6.2に3、4、5を混ぜる。
7.錦糸卵を作る。ボールに卵を割りほぐし、白身を切るように混ぜ、
  こし器(ザルなど)でこして、Bを混ぜる。
  卵焼き器かフライパンを弱火で熱し、ごま油をうすくしき。
  卵液を薄く流し、表面が乾くと裏返してさっと焼いて取り出す。
  残りの卵液も同様にして、冷めるとせん切りにする。


卵は菜箸で混ぜるだけでもいいのですが、こすと白身のかたまりが
  なくなり、きれいな錦糸卵が焼けます。
8.6のすし飯をラップにのせて(おはぎくらいの大きさになるよう)
  軽く握るようにして丸く形作り、錦糸卵を周りにまぶし、中央を
  少し凹ませてかにかまと枝豆をのせる。

【今回使用したのはコチラ】
白ごま油275
(白)ごま油

いり白
炒りごま(白)

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