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今日(京)のおばんざいなぁに
2017.05.21

麦とろご飯 ~麦秋にいただく~

きょうは二十四節気の「小満」です。

陽気がよくなり、万物が次第に成長し、天地に満ち始めることから
「小満」と言われているようになったそうです。

小満の頃は、麦畑が緑黄色に色づき始めると言われる
「麦秋」の時季と重なっています。

麦秋…と「秋」の字が入っていますが、
5月下旬から6月初旬にかけて、麦の穂は黄金色に輝き、
実りの時季を迎える…
麦にとっての収穫の「秋」ということなのです。

私の住む辺りでは、残念ながら、麦秋の風景は
見られないのですが、「竹の秋」が見られます。

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新緑が美しいこの時季、ほかの木々とは対照的に
竹は、葉の色が緑から黄色へと変わります。
筍に養分を費やした後、葉が黄変して落ちていくのですが、
これを「竹の秋」と言うのです。

さておき、
小満の頃、ようやく暑さを感じる、とも言われますが、
きょうは、各地で、真夏日を記録する、
かなり暑い一日でした。

これから、夏日や真夏日がどんどん増えてきそうです。
身体が急な暑さに対応しにくいので、熱中症にならないよう
くれぐれもお気をつけください。

まずは、「食」から身体の調子を整えましょう。
きょうは、麦とろご飯をご紹介いたします。

麦は、食物繊維やカルシウム、ビタミン類を含む、とてもヘルシーな食材です。
聞くところによると、徳川家康は、「麦ご飯」を常食していたそう。
天下を取り、人生50年と言われたあの時代に75歳まで生きた家康。
その元気と長生きの秘訣は、麦!?だったのかもしれません。

ぱさつきがちな麦ご飯ですが、
くっきんぐせさみおいるをちょっと加えて炊くことで
美味しくつややかに炊き上がります。

そして、麦ご飯と相性のいいとろろ。
山芋は、古来「山のウナギ」と呼ばれるほど
滋養のある食材。
消化を助け、胃の粘膜を保護し、また
肝臓や腎臓の機能を高め、疲労回復・スタミナの増強にも
効果があると言われています。

麦とろご飯で、元気に夏を迎えましょう~!

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◆麦とろご飯
【材料】 
     米 2合(といでザルにあげておく) 押し麦 50g+水 100g
      くっきんぐせさみおいる 小さじ1、

      山芋 300g(正味)、 だし 150cc、 卵黄 小1個
      A【うす口醤油・みりん 各大さじ1、 塩 少々】
     青海苔 適宜、 白すりごま 適宜    
【作り方】
     1.米をいつもの水加減で水に浸け、押し麦と水を加え、
       30分ほど浸水させ、くっきんぐせさみおいるを加えて炊く。
     2.山芋は皮をむいて、おろし金ですりおろし、だし卵黄を加えて混ぜ、
       Aの調味料を加えて味を調える。
     3.1の麦ご飯をよそい、2のとろろを上からかけて、
       青海苔、すりごまをちらして、どうぞ。

     ※ 麦の量はお好みで加減してください。
       お米を普通に水加減して、麦とその倍の重さの水を加えます。

     ※ すり鉢があれば、擂り鉢ですりおろし、擂り鉢ですりながら、
       だしや調味料を混ぜていくと、ふんわり仕上がります!

     ※ とろろに使う山芋は、水分の多い長芋よりも、大和芋、つくね芋など、
       粘りの強い山芋がおすすめです。

【今回使用したのはコチラ】

cooking sesami oil

くっきんぐせさみおいる


すり白
すりごま(白)

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