- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2026.06.26
じゃばらきゅうりの梅らっきょう和え
梅雨時は、保存食の仕込みの季節です。
梅や山椒の実が実り、らっきょうや新生姜は旬の時期、
梅干し、梅酒、梅シロップ等の梅仕事。
実山椒の塩漬け、らっきょう、新生姜の酢漬け…などなど。
梅干し、新生姜漬け、らっきょう漬け、いずれも
長く日持ちするし、あると嬉しいお漬物です。
きょうは、らっきょうに焦点を当てます。

らっきょうは食物繊維や、ビタミン、カリウム等ミネラルが豊富で
小さなひと粒には栄養がぎっしり詰まっています。
そもそも、らっきょうは平安時代に中国から薬用として渡来、
当初は独特なにおいと辛味が敬遠されていたけれど、
身体を温める効果があることから、江戸時代には食用として広まり、
漬物だけでなく煮物など多くの食べ方で庶民に親しまれていたそうです。
現在よりも毎日の食生活に密着した食材だったのかもしれません。
注目すべきは、らっきょう特有の香り成分、硫化アリルで、
殺菌作用や、食欲不振を解消する効果、血行促進や
疲労回復の効果も期待できます。
そして、これらの栄養成分は、らっきょうを漬けている間に
漬け汁に少しずつ流れ出ていくので、漬け汁も使うと
らっきょうの栄養素をまるごと効率よく摂ることができます。
今回ご紹介するのは、こちらの和え物。

らっきょう本体だけでなく、漬け汁も使った
きゅうりのらっきょう和えです。
刻んだらっきょうにたたいた梅干しを加え、
そこに、らっきょうの漬け汁、ごま油とすりごまを加えて、
きゅうりを和えました。
きゅうりはじゃばらきゅうり…じゃばら切りにしたきゅうりです。
じゃばら切り=蛇腹切り。
漢字にすると、蛇の腹と、ちょっと抵抗がある字面ですが、
くねくね曲がることから、そう呼ばれるようになったのでしょう。
きゅうりなどの細長い食材に細かい切り込みを入れた切り方で、
切れ目がたくさん入っているので、味がしみ込みやすく、歯ごたえがよく、
見た目もただ切っただけよりも表情のある仕上がりになります。
しゃきっと食感がいいきゅうりに、
らっきょう+梅干し+ごま(油)の味がよく合い、
さっぱり風味で、蒸し暑いこの時季にぴったりです。
らっきょうは、漬けてから1週間くらいで食べられます。
自家製のらっきょうで、あるいは、市販のらっきょうで
是非作ってみてください。
じゃばらきゅうりの梅らっきょう和え
【材料】(2人分)
・きゅうり 2本
・塩 少々
・甘酢漬けらっきょう 5~6粒
・らっきょうの漬け汁 大さじ2
・梅干し 大1個
・ごま油 少々
・白すりごま 大さじ1
・白炒りごま 少々
【作り方】
①きゅうりは、じゃばら切りにし、食べやすく2~3㎝幅に切り、軽く塩を全体にふりかけておく。
②らっきょうをみじん切りにし、種を取ってたたいた梅干しと合わせ、らっきょうの漬け汁を加えて混ぜる。ごま油、すりごまを加えて味を調える。(らっきょうや梅干しの塩分がいろいろなので、お好みの味付けに)
③①のきゅうりの水気をしぼり、②で和えて器に盛り、白炒りごまを散らす。
※ きゅうりのじゃばら切り
きゅうりは両端を少し落とし、斜めに切り込みを入れる。裏返して、同様に斜めに切り込みを入れる。

深めに入れると味のからみがいいので、割り箸できゅうりをはさむようにして切ると、切り過ぎることなく、3/4くらいまで切り込みが入れられる。
今回使ったのはこちら





