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今日(京)のおばんざいなぁに
2023.07.01

たこと新生姜の炊き込みご飯

半夏生(はんげしょう)という言葉、
近年よく耳に(目に)するようになりました。

今の時期は二十四節気の「夏至」です。
二十四節気は、そもそも農作業の目安にするため中国で作られた暦。
太陽の動きをもとに一年を24等分に区切ったものです。
さらに、季節の変化をつかむ目安として、気候風土や農習慣を踏まえて
日本では「雑節」が作られました。

「八十八夜」「土用」「二百十日」「節分」など。
「半夏生」もその雑節の一つで、夏至から11日目。
毎年7月1日か2日ごろです。

今年2023年の半夏生は7月2日。
(正確には、天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日だとか)

半夏生までには田植えを終えるのが良い とされています。
たこの吸盤のように苗がしっかりと根付きますように
たこの足のように四方八方に根付きますように、
そして、稲がたくさん実りますようにと、
願いをこめて、半夏生の日にはたこを食べる習わしがあります。
とくに関西の方で多いようです。

日本でよく食べられいるのは、まだこ。
まだこの産地で有名な明石では、旬が6月から7月にかけて、
ちょうど今ごろです。
この時期のたこは産卵のために体力と栄養を蓄えるため
たくさん餌をとるので一年で一番美味しい時期だそうです。

たこは、とても栄養豊富。
脂質が少なく、ビタミンやミネラルをバランスよく含みます。
とりわけタウリンを多いので、生活習慣病の予防、疲労回復などの効果が期待できます。
昔の人が半夏生に滋養たっぷりのタコを食べるのは、暑い夏を乗り切る
生活の知恵でもあります。理にかなっていたのですね。

旬のもので季節を感じ、昔の人の生活に思いを馳せられる行事食。
いいものです。
きょうは、旬のたこに、旬の新生姜を合わせて、たこ飯を作ります。

たこの旨みと生姜の風味が美味しい炊き込みご飯。
加熱するとたこが縮んで小さくなるので、ちょっと一工夫。
サッとたいて味付けしたたこの煮汁でご飯を炊き、
たこは、炊きあがってから混ぜ込んでいます。

たこの風味や旨味が煮汁に出ているので、炊き上がると、
新生姜のさわやかな香りと相まってなんともいい香りが立ち込めます。
そしてごま油を混ぜることで、コクのある風味豊かな味になります。
是非作ってみてください。

 

たこと新生姜の炊き込みご飯

 

 

【材料】
・ゆでだこ 150g
・新生姜 100g
・米 2合
・だし 約1カップ強
・A【酒・みりん・醤油 各大さじ2】(醤油は濃口・うす口各大さじ1ずつ)
・ごま油 大さじ1
・白すりごま 適宜
・青じそ・みょうが 各適宜

 

【作り方】
①たこは大きめのぶつ切りにして小鍋に入れ、Aを入れてだしを加えてひたひたにし、火にかけて沸騰してから4~5分中弱火で煮て、火を止めて冷ましておく。

②新生姜は細切りにする。米はといで水に浸けておく。

③炊飯器に米を入れて①の煮汁を加え、水を足して米の量に合った水加減にする。上に2をのせ、ごま油を回し入れ炊飯する。

④①のたこを入れて蒸らす。

⑤お茶碗によそって、お好みで青じそとみょうがのせん切り、すりごまをちらす。

※①でたこを煮てから、冷ます間に味がしみていきます。たこを炊飯器で一緒に炊かないので、たこがあまり縮まず、かたくならず、食べ応えがある出来上がりです

今回使用したのはコチラ

 

●ごま油●すりごま(白)

 

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