- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2026.09.09
なすのにぎり寿司風~重陽の節句に
二十四節気の「白露」の時期となりました。
(今年の白露は9月7日。白露の期間は9月7~22日)
白露(はくろ)とは、大気が冷えてきて、
草花や木に露が宿りはじめる頃のこと。
露がおりて、朝の光に白く輝くように見える…
風情がありますね。
実際は、まだまだ残暑が厳しい時期…なのですが、
ここのところ、雨が多く、警報級の大雨のところもあり、
大きな土砂災害、大雨災害がないことを祈るばかりです。
さて、白露の時期に入ってすぐの
9月9日は 五節句のひとつ「重陽の節句」です。
延命長寿、無病息災を願い、菊を浮かべたお酒を飲んだり、
栗を食べたりする風習がある重陽の節句は、
別名「菊の節句」、「栗の節句」などとも言われています。
節句に、季節の移り変わりを楽しみ、
受け継がれてきた日本の文化を身近に感じたいもの。
こちら「今日(京)のおばんざい、なぁに。」では、
今まで、菊にちなんだ献立(実際に菊の花を使わず、
菊の花に見立てたもの)や栗ご飯など、ご紹介してきました。
今年登場するのは、なすの一品です。
菊、栗と同様、なすも重陽の節句で親しまれています。
なすは「九の付く日に食べると中風を病まぬ」という言い伝えがあり、
健康長寿や無病息災を願い、旬の食材として食べられてきたそう。
手に入りにくい菊、ちょっと値段が高い栗、とは違い、
なすは、手軽で、使いやすく、庶民的な野菜です。
献立は、なすのにぎり寿司風。
酢飯に、揚げ焼きにしたなすをのせただけの一品なのですが、
ちょっとご馳走感があります。
エキストラバージンごま油をまとって、とろっとやわらかになった
なすが香ばしく、すし飯の酸味、みょうがのさわやかな香りとの相性も
絶妙です。
酢飯は、ふつうの白ご飯でもいいのですが、
黒米を配合して炊いたご飯にすると、ごはんがうっすら赤紫色に炊き上がり、
なすの紺色ともよく合う、美味しそうな色になります。
色だけでなく、黒米には、腸内環境を整える食物繊維、
抗酸化作用の強いアントシアニン、鉄分やマグネシウムなどの
ミネラルが含まれているので、栄養価がぐんとアップします。
夏にとれるなすよりも身がしまって味が濃くなった秋のなすは、
加熱調理にぴったり。秋なすの美味しいこの時期に、
重陽の節句の一品に、是非作ってみてください。
なすのにぎり寿司風
【材料】(2~3人分)
・米と赤米 合わせて1合分(150g)
(目安は米130gと黒米 20g。赤米入りの雑穀ミックスでもOK)
A
【酢 大さじ2、砂糖 小さじ2、塩 小さじ1/2】
・白炒りごま 大さじ2
・海苔 1枚
・なす 2本
・エキストラバージンごま油 大さじ3
・塩 少々
・青じそ 3~4枚
・みょうが 1~2個
・白すりごま 少々
・すだち 適宜
・醤油 適宜
【準備】
・米は炊いておく。あるいは温めておく。
・Aのすし酢は混ぜておく
・海苔は、8~10㎜幅に切っておく。
・みょうがは細切りにしておく。
【作り方】
①ご飯にAのすし酢を加えて切るように混ぜ、炒りごまも混ぜて冷ましておく。
②なすは1㎝幅の斜め輪切りにする。
③フライパンにエキストラバージンごま油を入れて熱して②を入れ揚げ焼きする。(なすは切るとすぐにフライパンへ!)
④塩少々をふりかけ、両面に軽く焼き色がつくとキッチンペーパーの上にのせ油をきる。
⑤ラップの上に①のすし飯をのせ、ピンポン玉大に丸め、上になすをのせて海苔を巻く。上にみょうがとすりごまを散らす。お好みで、すだちをしぼったり、さらに青じそで巻いたり、醤油をかけたりして、お召し上がりください。
今回使ったのはこちら






