いつの頃からか「春が来た♪」と思えば
あっというまに暑さ厳しい夏が追いかけてくる感があります。

今年も五月半ばに、真夏日、ところによって猛暑日となりました。
五月とは思えない強烈な暑さの到来に、
体調を崩した方も少なくないよう。
暑さに慣れていないので身体がついていきません。

春の心地よい気候の中で過ごしてきた身体は、
暑さに対する体温コントロールの反応に時間がかかります。
まだ高い気温に身体が慣れていないこの時期、
水分補給、塩分補給を心がけ、熱中症にならないようにしましょう。

熱中症予防には…
● 熱のこもらない涼しい服装を身に着ける。
● 戸外ではなるべく日陰の場所に身をおく。日傘や帽子を利用。
● 室内ではエアコンやすだれ（カーテン）等活用して室温を適切に保つ。
● 水分と塩分補給。

暑い時間帯にはできるだけ外に出ないよう気を付けることも大切です。

さておき、
熱中症予防のためには、水分＋塩分の補給が大切、
ということは、皆さんご存じのことと思います。

塩分として摂るおすすめの食材は梅干しです。
熱中症は、体内から汗とともに塩分、ミネラルが失われることで
起こります。
梅干しは、塩分に加えてカルシウムやカリウム等ミネラル、ビタミンも
含んでいるので、汗とともに流れ出る成分を補うため最適な食材です。

また、梅干しには、クエン酸もたっぷり含まれているので、
疲労回復、食欲増進の効果も期待できます。

きょうは、梅干しをトマトと合わせた簡単献立をご紹介します。
トマトは、水分が9割以上なので、水分補給にピッタリ、
身体の熱を下げる効果もあります。
また、ビタミン・ミネラルをたっぷり含有、熱中症予防に効果的な
野菜です。

ザクザクと切ったトマトを、
梅干しとごま油、すりごまなどを混ぜて和えるだけ、
というレシピも要らないほど簡単な作り方です。

ごま油を混ぜると味のなじみがよくなって美味しくなり、
また、油分がプラスされることで、トマトに含まれるリコピンの吸収が
アップします。

これからやってくる本格的な暑さに備えて、
食べるものからも、体調を整えていきましょう。
さっぱりした中、ごま油の香りがよく、食欲そそる一品、
是非作ってみてください。

 

ごま香る～トマトの梅干し和え

 

【材料】
・トマト　大1個
・梅干し　大1個
・白すりごま　大さじ1
・削り節　1パック（2～3g）
・ごま油　大さじ1
・醤油・砂糖・酢　各少々
・白炒りごま　少々

【作り方】
①トマトは乱切りにする。（くし形に切ってから斜めに角度を変えながら3～4つに切る）

②梅干しは種を取って包丁でたたき、ボウルに入れ、すりごま、削り節、ごま油を混ぜ、醤油・砂糖・酢を加えて味をととのえ、トマトを入れてつぶさないようにやさしく和える。

③器に盛り、炒りごまを散らす。

※梅干しの塩分、酸味によって、味付けを調節してください。
※水分が出るので、食べる直前に和えるのがおすすめです。
※今回は白ごまを使っていますが、お好みで黒ごま、あるいはミックスして使っても…。

 

今回使用したのはコチラ

 

●ごま油●すりごま（白）